- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年11月号
■秋鮭(あきざけ)の炊き込みごはん
秋が深まり、冬の足音が聞こえ始める季節になりました。11月は、七五三や収穫祭、市では「おたや」など、伝統行事が多く行われ、食文化にとって重要な時期と言えます。そんな秋の日に、毎年、一人ひとりが「和食」文化について認識を深め、そのたいせつさを再認識するきっかけの日となっていくよう願いをこめて、11月24日が“いい日本食”「和食」の日と制定されました。
和食は、一汁三菜に代表されるとおり、栄養バランスが優れているほか、食材のうま味を生かした調理法で、ヘルシーに美味しく食べることができるため、健康長寿、肥満防止の強い味方です。また、旬の食材を取り入れ、食事から季節の移ろいを感じることができるのも魅力のひとつですが、一方で、手間がかかるイメージから和食離れが話題になることもあります。そこで、今回は炊飯器で簡単にできる秋の炊き込みごはんを紹介します。かつお節や昆布から出汁をとって作ることができれば何よりですが、これでも十分、秋を感じながら和食を楽しめますね。
石黒
◆材料(4人分)
・米…2合
・塩鮭…2切
・しめじ…1パック
・油揚げ…1枚
・小口ねぎ…適量
★調味料
・酒…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
・みりん…大さじ2
・和風顆粒だし…小さじ1/3
◆作り方
(1)しめじは根元を切り落とし、小房に分ける。油揚げは食べやすい大きさに切る。塩鮭はキッチンペーパーで水気を拭き取る
(2)炊飯器の内釜に米、★調味料を入れ、2合の目盛りまで水を加えてひと混ぜし、米を平らにならす
(3)油揚げ、しめじの順に広げ入れ、一番上に鮭をのせ、通常炊飯する
(4)炊き上がったら鮭の皮と骨を取り除く。鮭の身をほぐしながら全体をざっくり混ぜる
(5)器に盛り、小口ねぎをちらす
◆一口メモ
秋鮭は、9月から11月頃までに旬を迎える白鮭で、産卵のために川へ戻る時期に水揚げされます。この時期の鮭は脂が控えめで、身が引き締まり、うまみが凝縮されています。さっぱりとした味わいで、塩焼きやホイル焼き、炊き込みご飯など、さまざまな料理にぴったりです。さらに、鮭に多く含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨の健康維持や成長を助けます。
みょうこう食の歳時記は、次回市報2月に掲載予定です
