- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年11月号
このコーナーでは、妙高市消防団の活動を紹介するほか、自分の身は自分で守るという市民の皆さんの防災意識を高める情報をお伝えします。
■大丈夫だけじゃダメですか。~市総合防災訓練で万一のときの備えを確認~
9月21日、妙高高原中学校で市総合防災訓練を開催しました。訓練の目的は、市民や防災関係機関の連携強化と地域防災力の向上。訓練には、消防署、市消防団、町内会など、約400人が参加しました。
○2年ぶりの総合防災訓練想定は土砂災害と大地震
訓練の想定は、台風の接近により大雨警報が発表されて危険な状態。同日、妙高高原地域で震度6強の地震が発生したというものです。土砂災害警戒情報の発令により、妙高温泉区の住民が妙高高原中学校に避難。中学校の体育館では、避難所開設・運営訓練などを行い、避難してくる住民の確認やパーテーションテントの組み立て方などを確認。災害協定を結ぶ、愛知県北名古屋市、滋賀県長浜市からの支援物資の搬送訓練も行いました。
また、消防署員による地震で倒壊した建物から要救助者を助け出す訓練、道路が寸断したという想定で大型ドローンによる救助資機材の搬送訓練なども行いました。
○消防団は住民の避難誘導と消防署との連携で火災防御
今回の訓練で市消防団は、住民避難訓練時のサポート、消防署と連携した火災防御訓練などを実施。地域住民の安全の確保と消火のための水源確保や周囲への被害拡大を防ぐ作業方法と手順を確認しました。
また、避難訓練で集まった地域の皆さんに対して、AEDや消火器の使い方の説明、備蓄品の紹介などを行い、万一のときの対処や備えを周知しました。
○家庭や地域で話し合い万一のときに備えよう
何かあっても「大丈夫」という言葉だけでは安心できません。普段から家族や地域の皆さんで、避難所の位置を確認する、避難するときに持って行く物を相談する、緊急時の連絡の方法を決めておくなどの話をしておきませんか。
災害への備えは、自分の命を守る「自助」と、住民同士で助け合う「共助」の両方が欠かせません。家族、地域の皆さんとのつながりをたいせつに生活していきましょう。
■消防だより
全国統一防火標語『急ぐ日も 足止め 火を止め 準備よし』
11月9日~15日まで全国一斉に秋の火災予防運動が行われます。お出かけ前、お休み前に火の元の点検を行い、火の用心を心がけましょう。
○家庭内で防災会議をしよう
災害時、あわてずに行動できるように、家庭内で防災会議を開いてみませんか。
○住宅用火災警報器の点検をしよう
住宅用火災警報器は作動しますか。電池切れになっていませんか。電池の目安は7~10年。機器も劣化しますので機器交換がおすすめです。
○野焼きはやめましょう
野焼きは原則禁止。家庭から出たごみを、庭先や畑などで焼却することはできません。違反すると法律により厳しい罰則が科せられます。
○妙高市の火災・救急件数
市内の今年1月から8月までの火災件数は4件で、前年同時期に比べ1件の減少となりました。今一度皆様一人ひとりのお心掛け、火の用心をよろしくお願いします。併せて救急車の適正利用にご協力をお願いします。
(令和7年1月1日から8月31日まで)

普通救命講習会を定期的に開催しています。 問い合わせは、新井消防署【電話】72-7119まで。
[「消防だより」編集・発行:妙高市・妙高市消防団・新井消防署・頸南消防署]
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