健康 毎年6月は食育月間・毎月19日は食育の日 みんなで取り組もう「食育」

■食育活動を紹介します~健康推進課編~
◆全世代が取り組む食の重点課題「薄味に慣れ、塩分を控える」
厚生労働省が推奨する1日の食塩摂取量は、男性は7.5g未満、女性は6.5g未満、高血圧や慢性腎臓病(CKD)の重症化を予防するためには、男女とも6g未満が目標値です。
塩は私たちのからだの中では、血液、消化液、リンパ液などの体液にイオンの状態で存在しています。そして、細胞内外の体液の圧力を調整し、そのバランスを一定に保つ働きをしています。一定のバランスが保たれていることによって、食べ物を消化して栄養が吸収され、全身の細胞に栄養分が運ばれます。また、脳からの電気信号を神経細胞に伝えたり、筋肉の収縮を助け、身体を動かす上で欠かせない栄養素です。しかしながら、必要以上に摂りすぎるとこのバランスが崩れ、からだに負担がかかり(高血圧)、のちに脳卒中や慢性腎臓病を起こす要因になります。
将来の高血圧を予防するために、今からからだにやさしい塩分の摂り方を家族みんなで実践しましょう。

◆基本の塩加減を知り、これからの塩分の摂り方を考える
おいしいと感じる塩加減は人それぞれですが、料理によって基本的な塩加減の目安があります。人間の体液の塩分濃度は0.9%であり、これと同じ塩分濃度が味付の基本となる塩加減です。
塩分を摂りすぎないために、だしやうま味のある食材を使い、調味料を減らして薄味でも(基本の塩分濃度より低くても)おいしく感じられる調理の工夫をしてみましょう。舌は2週間程で薄味に慣れると言われています。濃い味、とても濃い味の料理は、それ自体の味を薄くするよりも食べる頻度を減らしましょう。

◆塩分濃度計を使っておうちの味を確かめる
健康推進課では、塩分濃度計の貸出を行っています。おうちの味付けが濃い塩加減になっていないか数値でみてみましょう。興味のある方は、健康推進課窓口へお越しください。

問合せ:住民福祉部 健康推進課 健康推進係
【電話】0256-94-3139