文化 森の中の小さな美術館 弥彦の丘美術館だより

■木村直広　日本画展　-青を辿る-　ギャラリートークを開催しました
企画展会期中のイベントとして、9月6日(土)に永吉秀司氏(新潟大学准教授)・本田貴哉氏(日本画家)・木村直広氏(日本画家)によるギャラリートークが行われました。
日本美術院特待の資格をもつ永吉氏が進行役となり、将来が期待される2人の若手作家から制作に対する思いが語られました。本田氏は、日常見かける景色から見えるノスタルジーや、刹那的表情を自身の感覚で捉えて表現していること、木村氏は海の生き物を描くことで、見る人が癒される作品を描いていきたいと語りました。
県内日本画画壇を牽引する3名のトークは、他館を含め初めての開催であり、一般の方だけでなく美術関係者も多く訪れ、盛会のうちに終了することができました。

■入館者数が順調に伸びています
今年度予定されている5つの企画展のうち、写実油彩画の橋本直行展、新潟の絵本作家松岡達英展、木村直広日本画展と3つの企画展が終了しました。合計入館者数は、3,812名となり、昨年度に比べ、多くの方々からご来館いただいています。
展示内容、参加型・体験型のイベントの実施、情報発信の強化などが功を奏していると考えています。
美術館の評価として入館者数が全てではありませんが、たくさんの方々に芸術の素晴らしさを感じていただくことが、大きなミッションであることは間違いありません。
冬の期間、美術館はしばらく休館しますが、次年度以降企画展の計画・準備を行う期間でもあります。スタッフ一同アイディアを出し合い、皆さんが満足する企画展実現につなげたいと思います。

(館長　髙島　徹)

■弥彦中学校コレクション展2025のご案内
今年の弥彦中学校の輝く作品の数々を、弥彦の丘美術館に展示します。生徒たちの豊かな感性を、ぜひお楽しみください。
◇展示作品(予定)
ふるさと絵画(3年生制作)、体育祭スローガン・合唱コンクールスローガン等(美術部制作)、季節の壁絵(さくら学級)、体育祭パネル
日時：12月20日(土)～27日(土)　8日間　午前9時～午後4時30分
※24日(水)の午前9時～正午は生徒会イベントのため、一般の方は正午以降の入館となります。
場所：弥彦の丘美術館
料金：入館無料

問合せ：弥彦中学校
【電話】0256-94-2101