くらし 町長室から

■田上町長 佐野 恒雄
九月とは言え、残暑厳しい暑さが続いています。今年は梅雨入りしてからも、ほとんど雨の降らない日が一カ月近く続くという異常気象の中、稲作をはじめ農作物の被害が心配され、地域によってはダムの水位が極端に低下し、水不足が心配される事態になった地区も幾つかありました。
それでも九月に入ってようやく雨も降り始め、ほっとした半面、当町においては大きな被害の報告はなかったものの、県内では佐渡や下越地区の一部において線状降水帯の発生によって水害が発生する事態となりました。また、九州地方においては、土砂崩れの発生等で亡くなられた方も居られ、多くの家屋で浸水被害に遭われました。
災害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げますと共に、一日も早く元の生活に戻られますことを願わずにはいられません。
そんな中、八月九日には第47回田上団九郎まつりが開催されました。コロナ禍で中止していたまつりが昨年単独再開され、好評だったことから今年も引き続き開催されたものです。ビアガーデンとステージイベント、伝統の田上甚句による大盆踊り大会がメインの団九郎まつりでしたが、奇跡的に当日は快晴に恵まれ、昨年よりはるかに多い約6,000人程の方々が来場下さいました。アットホームな雰囲気で大いに盛り上がり、夏の一日を楽しんでもらうことができました。特に子供たちの楽しそうな笑顔が印象的で、田上町ならではの、コンパクトな町ならばこそできる事かなと思っています。町民の皆様、事業所の皆様から今年も沢山のご寄付を頂きました。そして多くの祭り関係者の方々の深いご理解、ご協力があればこそと改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
しばらくは残暑厳しい日々が続きそうです。くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます。