くらし 関川村包括支援センター通信(114)

■認知症の方と接するときは…
認知症は誰でもなる可能性がある身近な病気で、高齢化とともに診断される方が増えています。65歳以上を対象とした令和4年度の国の調査では、認知症の方の割合は約12%、認知症の前段階の方は約16%、両方を合わせると3人に1人が認知機能に関わる症状があるとされています。
認知症には様々な症状があり、進行の速さも人それぞれですが、周囲の方の声掛けや対応などによって、症状の出方や進行の度合いが変わってくることもあります。そのため、一人一人が認知症について理解し、認知症の方への適切な対応方法を知ることが大切です。
村では、認知症という病気や認知症の方との接し方について理解を深めてもらうため、学校や集落などに出向いて「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
そこで、今回は「認知症サポーター養成講座」でもお話ししている認知症の方との接し方のポイントについて、一部紹介させていただきます。

◇認知症の方との接し方のポイント7箇条
(1)まずは見守る
(2)余裕を持って対応する
(3)声をかける時は一人で
(4)後ろから声をかけない
(5)やさしい口調で
(6)おだやかに、はっきりした話し方で
(7)相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

認知症の方を焦らせないように、やさしく、おだやかに、ゆっくりと接することがポイントです。まずは、認知症の方を温かく見守ることから始めてみましょう。

問合せ:地域包括支援センター 役場庁舎内1階
【電話】64-1473