- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県砺波市
- 広報紙名 : 広報となみ 令和7年9月号
6月30日(月)~7月4日(金)、市内143事業所にて422人の中学2年生がいろいろな体験をしました。各校から体験した生徒の声を紹介します。
■出町中学校 塩谷千笑子さん
(体験先株式会社エフエムとなみ)
ラジオ番組への出演や取材をさせていただきました。情報が私たちに届くまでに、どれだけの人が関わっておられるのかを知ることができました。取材の際に、聞き出したい内容等によって質問の仕方を変えることを事業所の方から教わり、正確に情報を伝えるためにはコミュニケーション能力を高める必要があると感じました。学んだことを生かして、話合いを深める手段を工夫するなど、学校生活で実践していきたいです。
■庄西中学校 山本真嘉さん
(体験先さかなや工房海鮮・蔵)
今回の体験で印象に残っていることは、皿洗いとエビの下処理です。最初は戸惑いましたが、事業所の方々に丁寧に教えていただき、早く仕事ができるようになりました。僕は、「働く」ということは、相手のためにどんなことができるかを考え、任された仕事を一生懸命にすることだと考えました。今回の体験で学んだことや身に付いたことを、日々の生活に役立てていきたいです。
■般若中学校 納藤心琴さん
(体験先砺波市庄東デイサービスセンター)
最初は緊張してしまい、利用者の方とうまく接することができませんでした。すると、職員の方が明るく声をかけてくださり、「こうしたらいいよ」と教えてくださいました。そのサポートのおかげで、私は利用者さんと話す機会が増えていきました。職員の方々は、利用者さんが困っておられると、すぐに駆け寄り、声をかけておられました。私も職員の方のように、周りをしっかり見て行動したいと思いました。
■庄川中学 校朝倉大翔さん
(体験先有限会社梅香園)
僕はハウス内での草取りや植物の栽培等の農作業を経験しました。猛暑の中、やり終えられるか不安でしたが、目標を立て、役割分担するなどして効率よく作業を進めました。途中、「進んでいるね、ありがとう」というスタッフの方の声に励まされ、やる気をもって作業ができました。自分の責任を果たすことと自分で考えて仕事を進めること、一緒に働く仲間とのコミュニケーションが大切であることを実感した挑戦となりました。
■事後アンケートの声
◆事業所の皆様から
・体験や見学等、どの場面においても前向きに積極的に楽しく取り組んでいただき、受け入れ側としては大変助かりました。
・受け答えがとても気持ちよく、ちゃんと質問したり、返事も大きく、とても感心しました。
・受け入れる側として、お伝えすべきことはきちんと伝えることが大切だと思うことができました。ありがとうございました。
・礼儀正しく学ぼうとする姿勢がありました。継続していってください。
◆保護者の皆様から
・毎日、活動の話をしてくれたので、よほど楽しく5日間を過ごしたのだと思います。
・子供は毎日生き生きとしていました。事業所の方、先生、関係者の皆さん、子供たちをサポートしていただきありがとうございました。
・活動を終えてすぐの息子の言葉が、「いつも働いてくれて、ありがとう」でした。就労体験を通して、よい学びがたくさんあったことを話していました。とてもよい機会だったと家族共々感じております。ありがとうございました。
・富山県に引越してきたからこそできた貴重な経験だと思っております。体験先も的確だったと思っております。ありがとうございました。
ご協力、ありがとうございました。「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」は、地域社会の中で、人として成長する貴重な学びの場です。市教育委員会では、来年度に向けて新たに生徒を受け入れていただける事業所等を募集しています。
問合せ:教育総務課
【電話】33-1549
