健康 射水市民病院 市民病院コラム

■脊椎内視鏡手術について
整形外科 三上 悠
近年、外科手術における内視鏡の導入が全国的に広がっています。当院でも2015年4月より腰椎手術に対して内視鏡手術を行っています。
脊椎疾患では脊椎の中(脊柱管)を通っている神経が圧迫されて痛みや痺れなどの症状が出現します。なかでも腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の治療には一般的に内服薬・ブロック注射・物理療法などの保存治療が多くの場合で有効ですが、一部の症例では手術治療が必要です。
手術を行う場合「小さい傷で痛みを少なく」などの理由から従来法ではなく内視鏡での手術を希望する方が増えています。内視鏡手術では手術中にX線透視装置を使用し、より確実でピンポイントに手術を行います。皮膚切開は2cm弱で、筋肉を分けながら手術用器具を挿入することで筋肉を骨から剥がすことなくヘルニアに到達します。内視鏡で拡大した明るい視野でヘルニアを切除し神経を楽にするため、手術翌日から起き上がって歩行が可能です。
傷跡が小さい、術後の疼痛が軽い、回復が早い、感染の危険性が少ない、筋肉へのダメージがより小さく済むといったメリットが挙げられます。
脊椎の形やヘルニアの出る場所によっては内視鏡で対応できない場合もありますので、手術を考慮する際はご相談ください。

■11月から完全予約制へ変わりました。
・皮膚科外来(毎週水・金曜日)
・静脈瘤外来(毎月第4木曜日)

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