文化 【15年ぶり2回目の大舞台】椚山獅子舞 万博に舞う
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- 自治体名 : 富山県入善町
- 広報紙名 : 広報入善 2025年10月号
9月1日、椚山地区の獅子舞保存会のみなさんが、大阪・関西万博の舞台で勇壮な舞を披露しました。ここでは、その詳細を紹介します。
椚山獅子舞保存会(鍋谷寿寛(としひろ)会長)は9月1日、大阪市で開催中の大阪・関西万博で、町無形民俗文化財「奉納獅子舞」を披露。450年以上前から踊り継がれる伝統の舞で、来場者を魅了しました。
同保存会は15年前、中国上海市で開かれた上海万博にも県を代表して出演。再び地元の獅子舞の魅力を広く発信しようと、出演の一般募集に応募し、2回目の万博出演が決まりました。以来、約2か月以上、週3~4回の稽古を重ね、本番に臨みました。
当日は、同保存会をはじめ、「鬼門の会」や「椚山元村青年団」から10~70代の計19人が参加。天狗と獅子が金の玉を取り合う「ほら舞」や、「天狗4人の竹舞・傘舞」、3人の天狗が酒樽を取り合う「猩々(しょうじょう)」など、多彩な演目を披露しました。
また、壇上に観客を招き、獅子が頭を噛む厄払いや記念撮影会を実施。応援に駆け付けた笹島町長は町の観光PRを行い、観光物産協会はうちわやパンフレットなどの町観光グッズを配布しました。
天狗と獅子の起こし舞を演じた青年団長の竹島雄太(ゆうた)さん(28歳)は「地域のみなさんやお師匠さん方、仲間の協力のおかげで、大舞台で椚山獅子舞の魅力を伝えられた。10月の秋祭りにもたくさんの人に見に来てほしい」と話しました。
