くらし 6月は男女共同参画月間です
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県敦賀市
- 広報紙名 : 広報つるが 令和7年6月号
■男女共同参画の視点からの防災について考えてみましょう!
昨年1月に能登半島沖を震源とする地震が発生し、敦賀市でも震度4の揺れを観測しました。いつ、どこで、どのような災害が起こるのか誰にも分かりません。
平成23年3月11日に東日本大震災が発生してから、毎年のように大規模災害が発生しており、災害時における「女性の視点」の必要性が求められるようになりました。女性に限らず、お年寄りや障がいのある方、性的マイノリティの方、外国籍の方など、さまざまな視点からの防災対策が必要です。
▽避難所ではどのような問題が発生しているのでしょうか?
・男女の役割の固定化
・女性や子どもに対する暴力
・女性、乳幼児、高齢者、障がい者などへの配慮が十分でない
・ペットを連れて避難できず、車中泊に…
・支援物資が届いてもサイズや数が足りない
↓
心身への負担増
能登半島地震では、避難所でのストレスから、住める状態ではない自宅に戻る人も…
■さまざまな立場や性別の人からの意見を反映することが重要です!!
▽平時からの家庭における取り組みについて
・ローリングストック※を活用するなどし、1週間分の食料を備えておきましょう。
・地域活動に積極的に参加し、横のつながりを作りましょう。
・防災リュックや防災ポーチの準備をしておきましょう。
・配慮が必要な備蓄品の確認を定期的に行いましょう。
(生理用品、化粧品、アレルギーに対応した食品、粉・液体ミルク、紙おむつ、おしりふき、常備薬、大人用紙おむつなど)
※ローリングストック…蓄える→食べる→補充することを繰り返しながら常に一定量の食品を備蓄する方法
▽みんなが安心して過ごせる避難所運営のために
・普段から自治会の活動に女性の意見を取り入れましょう。
・地域の防災訓練に女性や子ども、高齢者も参加しましょう。
・食事や掃除、物資の配布など性別によって役割が固定化しないようにしましょう。
・全ての人が一目で分かりやすいピクトグラム※を活用してみましょう。
・トイレなどの場所や照明の工夫をしたり、相談窓口のポスターを掲示するなど女性や子どもに対する暴力などを予防しましょう。
※ピクトグラム…情報や注意を伝えるために用いられる、単純化された絵や図記号
問合せ:
市民協働課【電話】23-5411
危機管理対策課【電話】22-8166