くらし 【特集】つくる人と、つなぐ場所。(1)

■勝山で育てられた青果の新たな流通拠点 かつやま青果市場 誕生
11月7日、道の駅 恐竜渓谷かつやまの隣に『かつやま青果市場』と『CAFE(カフェ)MOOI(モーイ)Veggies(ベジーズ)and Sweets(スイーツ)』がオープンしました。
新しい青果市場とカフェは、勝山市観光まちづくり株式会社(勝山DMO)が国や市の補助金などを活用して整備し、運営を開始しました。
今月の特集では、地域の新たな賑わい拠点として誕生した市場とカフェをご紹介します。

◆新鮮な青果の安定流通と地域農家を支援する市場を目指して
普段私たちは、市内のスーパーや青果店で勝山産のほうれん草やかぶ、里芋、トマトなどの野菜を新鮮なうちに手にしていますが、こうした地元の青果が私たちのもとに届くまでには欠かせない場所があります。それが「青果市場」です。
市内ではこれまで「若猪野青果市場(猪野瀬地区)」がその役割を担ってきましたが、市場を運営する方々の高齢化が進み、数年前から市場の存続が難しくなりました。そして昨年11月、長い歴史に幕を下ろしました。

▽かつやま青果市場による主なメリット
地域:
・勝山産青果の流通量が増える→市内で新鮮な野菜を購入する機会が増える
・観光客等が地元のものを購入する機会が増える→市内での消費額が向上する
青果の生産者:
・市場は年間を通じて運営→生産者は計画的な作付けや出荷が可能
・市内全域の出荷物を扱う→青果の消費拡大、生産者の収益機会が増える

◆勝山DMOが「青果市場」を継承
若猪野青果市場が閉業するまでの間、市場の存続について様々な検討がされてきました。
そのような状況の中、道の駅で青果の直売所を運営し生産者との繋がりをもつ勝山DMOが、地域にとっての農業の大切さや青果販売拠点の必要性などを考え、市場継承の検討を開始。2年前から市場運営のノウハウを学び、生産者や買い付け業者との信頼関係を構築するため、若猪野市場に社員を派遣するなど、市場継承の準備を進めてきました。

◆勝山の農業を支える基盤へ
勝山DMOは「かつやま青果市場」や「CAFE MOOI」を通じて、勝山の農業を盛り上げることを目指しています。
市場は青果の出荷を安定させ、カフェは訪れた市民や観光客に勝山の味を体験・消費してもらう。そうして地域経済の循環を促し、生産者が農業で稼げる仕組みの構築に取り組んでいます。

「CAFE MOOI」は本紙7ページでご紹介

■市場での主な流通の仕組み
農家:収穫した青果を早朝、市場に出荷

かつやま青果市場:市場では、せり人と買い付け業者による『せり』が行われています。
朝8時、ベルの音を合図にせりが始まり、活気に溢れる中、出荷された青果に値段が付けられていきます。
・『せり(競り)』…集まった買い付け業者が競い合い、1番高い値を付けた人がその青果を買うことができる方法

市内のスーパーや青果店などへ

各家庭や飲食店へ

※青果市場はスーパーや青果店、レストランなどの事業者が仕入れを行う場所です。一般の方は青果を購入できませんのでご注意ください

◇出荷者大募集!
かつやま青果市場では、出荷いただける農家を随時募集しています。
興味がある方はお気軽にご相談ください。

問合せ:かつやま青果市場
【電話】070-9282-9852