しごと 労働者協同組合~ろうきょう~

地域課題の解決に取り組む人が、仲間と安心して活動を続けられる法人制度「労働者協同組合」が2022年に誕生しました。全国でこの制度を利用した自分たちらしい地域づくりが広がっています。

■地域づくりを仕事にする新しい働き方
〔基本原理〕
(1)資金を出し合う
組合員自らが出資することにより、組合の資本形成を図ります。

(2)話し合って営む
組合員は1人1人に議決権があります。組合員の意見を反映して事業・経営を行います。

(3)共に働く
組合員は、原則として組合の事業に従事する必要があります。

■労働者協同組合化する3つのメリット
(1)設立が簡単。3人以上から小さく始められ、今の活動を法人化できます。
(2)法人化することで、一人一人が労働者として安心して活動できる環境をつくれます。
(3)副業、兼業として、自分のスキルを活かしながら柔軟な働き方で活動に関われます。

■鯖江での設立事例
◇チャイルドセンター彩葉(いろは)(平井町57-10-17)
~「自分らしさ」を育む場所に~
放課後等デイサービスや子どもの居場所づくりを目指し昨年4月、事業開始。発起人の青竹勝まさるさん(65)は、東京で20年以上働いていた元システムエンジニアでした。40代の時に参加したボランティア活動がきっかけで障害者福祉の道を志しUターン。彩葉では子どもたちが利用できる福祉サービスを実施しており、「4人のスタッフと協力し、自由な雰囲気のなかで自分らしさを育んでもらう時間をつくっています」。

◇喫茶椀椀(わんわん)(西袋町40-1-2 うるしの里会館内)
~食文化を通じて、伝統をつなぐ~
越前漆器を使って地元の味を楽しんでもらおうと2009年からうるしの里会館内でカフェを営業。伝統薬味「山うに」の加工も展開しています。労働者協同組合としての登録は昨年4月。店のメニューには山菜などを使った伝承料理や山うにのグリーンカレーなどここでしか味わえない逸品が並びます。理事長の田中敏江さん(67)は、「働く場であると同時に、食文化などの伝統を次世代につなぐ場にもなればと思って活動しています」。

■設立したいあなたを応援します!~無料~
地域の課題を解決したい。社会のために何か役立ちたい。そんな皆さんの相談に応じます。相談や勉強会、ワークショップの開催などのほか、労働者協同組合設立に向けた伴走支援も行っています。

問合先
〔設立支援について〕ふくい協同労働推進協議会事務局 労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 福井事業所【電話】0776-36-8381(平日10:00~16:00)
〔紙面について〕鯖江市産業振興課【電話】0778-53-2229(平日8:30~17:15)