- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県鯖江市
- 広報紙名 : 広報さばえ 令和7年6月号 通常版
今年3月13日に「舘家(たちけ)住宅」が国登録有形文化財に、4月30日に5件の鯖江市指定文化財が指定されました。これで市内の指定・登録文化財は、国指定5件、国登録42件、県指定18件、市指定151件になりました。
■(1)舘家住宅(和田町/国登録有形文化財)
登録年月日:3月13日
江戸時代末期建立(推定)の主屋に加え、長屋門・内蔵・外蔵が風格ある庄屋の居宅を構成。
■(2)平等会寺(びょうどうえじ)一切経(いっさいきょう)附(つけたり)木造傅大士像(ふだいしぞう)および二童子像(にどうじぞう)(平井町)
ほぼ完形で伝来した『黄檗(おうばく)版一切経』。経蔵とともに安置されている3像と併せて制作年代(江戸時代中期)を示す基準作。
■(3)西光寺文書(さいこうじもんじょ)(杉本町)
織田信長と豊臣秀吉が政権を担った16世紀後期(安土桃山時代)の、西光寺の宗教的地位や市域北端部の支配体制を示す7点の史料。
■(4)木造如来坐像(にょらいざぞう)(下新庄町)
定朝様の流れを汲む平安時代後期(12世紀)の特色をよく表す、半丈六の坐像(像高約117cm)。大規模な寺院の存在を想起させる遺品。
■(5)木造神将形立像(しんしょうぎょうりゅうぞう)(下新庄町)
平安時代前~中期頃の神将形の残欠と推定。本尊を守る四天王であったか。
■(6)木造男神立像(だんしんりゅうぞう)(下新庄町)
鎌倉時代頃の作と推定。垂髪の俗体像であり、寺内の鎮守や習合神であったか。
(2)~(6)はいずれも市指定文化財(指定年月日 4月30日)
問合せ:文化課
【電話】51-5999