文化 金津本陣IKOSSAに歴史を学びにいこっさ!郷土歴史資料館だより

■令和7年度秋季企画展展示品紹介!
現在開催中の企画展「越前の瓦~その再興と発展~」の中でも、特におすすめの展示品をご紹介します!
画像の展示品は、あわら市沢の春日神社で使われていた鬼瓦です。近年の研究によって、この鬼瓦は“滝瓦”の元祖が作った、最初の鬼瓦である可能性が高いことがわかりました。
昭和初期、あわら市では滝地区を中心に、越前で作られる瓦の約3分の1が生産されていましたが、この鬼瓦は、そのきっかけともいえる貴重な品と評価できます。
期間:10月4日(土)~12月7日(日)
ところ:郷土歴史資料館企画展示ゾーンほか
入場料:300円

■新たな市指定文化財の紹介「願慶寺文書(がんけいじもんじょ)」
願慶寺文書は、吉崎地区・願慶寺に伝わる、室町時代から昭和時代にかけての古文書群です。
これらには、寺の由緒に関するものや本山とのやり取り、福井藩との関わりを示す文書などが含まれています。また、江戸時代に吉崎地区周辺を描いた絵図も含まれており、吉崎地区の変容や動向を知ることができます。
このように、単に寺院としての歴史を伝えるだけでなく、吉崎地区の歴史を知るうえでも貴重な資料であることから、令和7年7月31日にあわら市指定文化財となりました。

問合せ:郷土歴史資料館(金津本陣IKOSSA2階)
休館日:月曜日・第4木曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間:9時30分~18時(最終入館17時30分)
【電話】73-5158【FAX】73-1038【E-mail】[email protected]