- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県南アルプス市
- 広報紙名 : 広報南アルプス 令和7年12月号 No.273
■クマを引き寄せないために
基本的にクマは、木の実などが主食の温厚で臆病な性格の動物です。人間に気がつけば、自ら逃げたり、身を隠したりします。クマの被害を防ぐためには、「クマを引き寄せない」「出会わない」ことが重要です。
▽果物・野菜を屋外に放置しないでください
・屋外に放置された果物や野菜は、クマを引き寄せます。落下した果実や野菜くずを放置しないようにしましょう。
・不要な果樹は伐採しましょう。
・ペットフードの放置にも注意してください。
▽ぬか漬けなどの発酵食品・ペンキ・ガソリンなどの匂いの強いものを屋外に置かないでください。
・発酵食品、肥料、塗料、燃料等の「匂いの強い」ものはクマを引き寄せます。物置などの屋内に保管しましょう。
▽定期的な草刈りで見通しの良い環境を作りましょう
・人とクマの生活圏を区別しましょう。
■クマに出会わないために
・鈴やラジオなど音のでるものを携帯し、クマに人の存在を知らせましょう。
・早朝、夕暮れ時はクマの活動が活発になる時間帯です。目撃情報がある地域では注意してください。
・山沿い、川沿いを一人でウォーキング、ランニングをされている方は、人が多いルートを選ぶことも検討しましょう。
▽県や市のホームページを確認し、目撃情報等の多い場所の通行は避けましょう
・クマの出没情報の速報をXで確認できます。プッシュ通知を受け取ることもできますので、ぜひご登録を。
・クマの出没情報をマップでご覧になれます!(令和6年11月28日~)クマとの遭遇を避けるため、ぜひご活用ください。
■クマに出会ったときは
▽クマに出会ったら
・クマを驚かさず、不用意に近づいたりせず、背中を見せず静かにその場を立ち去りましょう。
・子グマを見つけたらすぐにその場を離れましょう。
・安全な場所についたら、市役所に連絡してください。
▽クマが向かってきたら
・両腕で顔面や頭部、首元を覆い、うつぶせになるなどして大ケガになるのを防ぎましょう。
・クマ撃退スプレーは最後の手段 スプレーはクマの顔に向かって当てないと、かえってクマを刺激する場合があります。
スプレーを持っているから安全ではなく、遭遇しないようにすることが重要です。
それでも身を守るためには躊躇せず使用しましょう。
■市内の近況は?
・今年の市内でのクマ目撃情報は、例年並み(山あいの地域で6件)となっており、人身被害も出ていません。(11月中旬時点の情報です)
・早川町から北杜市にかけての南アルプスの山々には、推定180頭が生息しているとされています(令和2年山梨県調査)。
■熊の生態
・オス
体長120~150cm
体重60~110kg
・メス
体長100~130cm
体重40~70kg
春:冬眠から目覚める
夏:繁殖期(分散期)
秋:冬眠への準備
冬:冬眠(メスは2月頃に出産)
問合せ:農政課
(平日)【電話】282-6207 (休日・夜間)【電話】282-1111
※このページは、環境省・山梨県の情報をもとにお知らせしています
