健康 健康としあわせ Health and Happiness

■「見守りシール」をご活用ください!
認知症のある方が行方不明になったときに、できるだけ早く自宅に戻ることができるよう、「見守りシール」をお配りしています。見守りシールは、スマートフォン等で読み取ることができるQRコードがついたシールで、対象者の衣服や杖、靴などの持ち物に貼り付けて利用します。
行方不明になってしまった際に、発見者がQRコードを読み取ることで、家族等に瞬時に発見通知メールが届きます。また、インターネット上の伝言板(どこシル伝言板)が表示され、発見者と家族等が匿名でやりとりを行うことができます。個人情報を知られることなく、発見者から保護、引き渡しを安全・安心・迅速に行うことができるシールです。

▽このシールに気づいたらご協力ください。あなたの支援が必要です
読み取ると説明動画が流れます。
※実際のQRコードは伝言板につながります。

・二次元コードの読み取りができないとき
シールに記載されている登録番号(AA0000)を警察や南アルプス市役所へお伝えください。なお、登録番号は個別な番号です。警察や市からご家族等へ連絡することができます。

・二次元コードを読み取れるとき
二次元コードを読み取ってください。
ご家族等に自動で通知されますが、位置情報は表示されないため、警察または南アルプス市役所にもご連絡ください。
個人情報を明かさずに、ご家族等と伝言板でやりとりができます。
1人あたり無料で30枚配布しています。詳細は介護福祉課までご連絡ください。

▽誰もが認知症になりうる時代 これからの認知症観とは
近年、65歳以上の高齢者人口が増加し、南アルプス市においても令和7年4月1日現在で、高齢化率は28.5%、3.5人に1人が高齢者です。認知症の最も大きな原因は年をとることと言われています。今や誰もが認知症になりうる可能性があり、自分ごととして考える時代への転換期となっています。「認知症になったら何もできなくなる」というイメージを持っていませんか?今、「新しい認知症観」の考え方が広まっています。

古い認知症観
(1)他人ごと、目をそらす、先送り
(2)認知症だと何もわからない、できなくなる
(3)本人は話せない/本人の話を聞かない
(4)おかしな言動で周りが困る
(5)危険予防を重視
(6)周囲が決める
(7)本人は支援される一方
(8)認知症は恥ずかしい、隠す
(9)地域で暮らすのは無理
(10)暗い、委縮、あきらめ

新しい認知症観
(1)自分ごと、向き合う、備える
(2)わかること、できることが豊富にある
(3)本人は話ができる/本人の話を聞く
(4)本人が認知症バリアの中で一番困っている本人なりの意味がある
(5)本人の人権を重視
(6)本人が決める(決められるように支援)
(7)本人は支え手でもある。支え-支えられる関係
(8)認知症でも自分は自分、オープンに
(9)地域の一員として暮らし、活躍
(10)楽しい、のびのび、あきらめず、希望を

地域全体で認知症の人を支えよう

問合せ:介護福祉課 地域包括支援センター
【電話】282-7339