健康 ほくとの健康 第2回「野菜、食べていますか?」

野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。これらの栄養素を十分に摂取することで、脳卒中や心臓病、がんなどにかかるリスクが下がることが多くの研究で報告されています。
国はこれらの生活習慣病などを予防して健康な生活を維持するための目標値として、1日に350g以上の野菜類を食べることを推奨しています。しかし、令和5年に厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査では、成人の1日あたりの平均野菜摂取量は男性約260g、女性約250gと目標値を下回っています。

■野菜摂取量の平均値(20歳以上、性・年齢階級別)
特に若い世代ほど摂取量が少ない

■普段の食事にプラス1皿
350gの野菜は、加熱していない状態で両手の手のひらに山盛り3杯分です。一度にたくさんの野菜を食べるのは難しいため、いつもの1回の食事に野菜が主材料の小鉢を1皿プラスすることを意識しましょう。
野菜のほかに、きのこ、豆、いも、海藻も含めて野菜とし、1日5~6皿を目標としましょう。

○1皿分の目安
1皿分=野菜サラダ、きゅうりとわかめの酢の物、具たくさん味噌汁、ほうれん草のお浸し、ひじきの煮物、煮豆、きのこソテー
2皿分=野菜の煮物、野菜炒め、芋の煮っころがし
組み合わせて1日5~6皿を目安に食べましょう

■野菜を食べる工夫
トマトやレタス、きゅうりなどの洗うだけで食べられるものも便利ですが、茹でたり炒めたりして熱を加えると、かさが減って食べやすくなります。
また、一度に使い切れないものは保存袋に入れて冷凍すると日持ちします。市販のカット野菜や冷凍野菜など、手に入れやすい野菜を組み合わせるのも便利です。
「子育て情報サイト やまねっと」では、「若者応援! 野菜たっぷりレシピ」を掲載しています。旬の野菜を使ったレシピをぜひご家庭でも作ってみてください。

問合せ:ネウボラ推進課
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