くらし 2025上野原市の予算編成(1)

前年度比5億3,579万2千円減(△4.8%)の107億4,085万9千円

◆令和7年度の予算編成
今年度当初の一般会計の総額は、107億4085万9千円で、前年度の当初予算に比べて5億3579万2千円の減(△4.8%)となっています。
2月に市長選挙が行われたことにともない、義務的経費や必要最低限の投資的経費にとどめた骨格予算となっていますが、「NTT東日本フレッツ光エリア拡大事業」や「給食費無償化事業の拡大」のための経費を計上しています。
その他の政策的経費に関する予算編成にあたっては、新たに策定した「上野原市みらい戦略」に基づき、人口が減少しても経済成長し、機能し続けられるまちづくりを目指して、事業の成果や施策の優先度を精査した上で、6月に本格予算として財源の重点的・効率的配分に努めていきます。

問い合わせ:財政経営課財政担当
【電話】62-3118

◆一般会計歳出の内訳 歳出総額107億4,085万9千円

(1)総務費…16億1,201万2千円(15.0%)
(2)民生費…32億7,844万2千円(30.5%)
(3)衛生費…14億2,075万5千円(13.2%)
(4)農林水産業費…2億6,243万4千円(2.4%)
(5)商工費…1億6,169万2千円(1.5%)
(6)土木費…5億6,947万9千円(5.3%)
(7)消防費…7億2,213万円(6.7%)
(8)教育費…9億5,753万1千円(8.9%)
(9)公債費…14億6,203万3千円(13.6%)
(10)その他(議会費、労働費、災害復旧費、諸支出金、予備費)…2億9,435万1千円(2.9%)

◆一般会計歳入の内訳 歳入歳入総額107億4,085万9千円

(1)市税…31億1,936万6千円(29.0%)
(2)分担金・負担金…6,774万4千円(0.6%)
(3)使用料・手数料…1億8,005万2千円(1.7%)
(4)その他自主財源(財産収入、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入)…5億7,105万3千円(5.3%)
(5)地方交付税…35億9,881万1千円(33.5%)
(6)国庫支出金…11億2,083万円(10.4%)
(7)県支出金…6億5,803万4千円(6.1%)
(8)市債…4億1,410万円(3.9%)
(9)その他依存財源(地方譲与税・各種交付金)…10億1,086万9千円(9.5%)

◆主な事業の内容(一般会計)

◇魅力ある雇用の創出と担い手を確保するまちづくり
・地域おこし協力隊事業…1,637万円
地域おこし協力隊員1名を配置し、キヌアの商品開発と販路開拓および生産者を増やすことにより、キヌアの特産化を進める事業
・物価高騰対応中企業製造業者応援事業…2,550万円
物価高騰の影響を受けている製造業者に対して、1社50万円の補助金を支給し、事業運営を支援する事業など

◇多くの人が訪れ、住みたくなるまちづくり
・ふるさと納税推進事業…5,678万1千円
ふるさと納税制度を活用し、市の魅力をPRしながら、市・地域・市民の協力により、上野原市を元気にする事業
・移住促進補助事業…1,290万円
空き家・空き店舗バンクリフォーム補助金や移住者住宅取得補助金などの各種補助金により、移住・定住を促進する事業など

◇結婚・出産・子育ての希望をかなえるまちづくり
・結婚新生活応援補助事業…450万円
少子化対策および子育てしやすいまちづくりを推進するため、夫婦ともに39歳以下の新婚世帯を対象として、住宅の取得や改修などに要する費用を補助する事業
・子ども医療費助成事業…5,820万6千円
子どもの健やかな成長と保護者の経済的な負担を軽減するため、高校3年生までを対象として、通院・入院ともに医療費を無料化する事業など

◇時代にあった地域をつくり、快適で安心な暮らしを守るまちづくり
・地域交通充実事業(デマンドタクシー)…3,607万円
交通弱者を中心とする市民の移動手段の確保や交通空白地域の解消のため、デマンドタクシーを運行する事業
・高齢者外出支援事業…160万円
公共交通の利用促進と高齢者の自立した生活を支援するため、市内のバス路線を利用する高齢者に対してシルバー定期券の費用の一部を補助する事業など

◇連携と協働で郷土愛あふれるまち・ひとを育むまちづくり
・地域住人主導型共助コミュニティ創生事業…1,742万4千円
子育て世帯の困りごとについて、地域の中で解決できるような仕組みを作るため、頼り合えるコミュニティ形成やその核となるシェア・コンシェルジュを育成する事業
・物価高騰対応大学生高校生等支援事業…2,216万1千円
物価高騰の影響を受けている高校生・大学生に対して、1人2万円の補助金を交付する事業など