子育て (特集)上野原市の子育て支援事業を紹介します Part1(1)

市では、子育て世代が安心して出産・子育てができるよう、そして未来を担う子どもたちが笑顔で健やかに成長できるよう、さまざまな取組みを行っています。
今回の特集では、2か月にわたり、7月号で「上野原市ファミリー・サポート・センターほか子育て支援事業」について、8月号で「教育・保育施設」について紹介します。

問い合わせ:子育て保健課
【電話】62-4134

■上野原市ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)
ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)とは、子育てを助けてほしい保護者(依頼会員)と子育てを手助けしたい人(援助会員)が会員となり、地域の子育てを支え合う制度です。

○どんなときに利用できるの?
「急な仕事で一時的に子どもを預かってほしい」、「習い事への子どもの送迎を頼みたい」など、誰かに子育てを手助けしてほしいときにファミサポを利用することができます。

○会員になればすぐに利用できるの?
ファミサポの会員間で援助を行う際には、事前に事務局と打ち合わせをして会員同士のマッチングをするなど、準備に時間がかかります。利用を希望する場合は、事前に子育て保健課子育て支援担当まで会員登録の申し込みをしてください。ファミサポを利用する1か月前までに申し込んでいただくと、準備がスムーズに行えます。

○誰でも援助会員になれるの?
上野原市または隣接する市町村にお住まいの人で、20歳以上の人が対象です。また、年に1回市が実施する援助会員講習会を受講する必要があります(保育士・看護師・学校の教員などの人は受講不要)。

■ファミサポ利用者インタビュー

○ファミサポ会員になったきっかけは?
育児をしている中で、誰かに助けてもらいたいと思うことがあり、ベビーシッターを含め、いろいろと調べたのですが、市内には預けるところが見つかりませんでした。その後、市役所を通じてファミサポがあることを知り、登録しました。

○どんなときに利用していますか?
夫が出張で家にいないことが多いので、私も仕事で疲れてしまっているときは、家事がたまったり、部屋がぐちゃぐちゃになったりしますが、子どもと一緒にいるとなかなか片付けることができなかったり、ゆっくりご飯が作れなかったりします。そんな時に、自分の精神状態と相談して依頼させてもらっています。また、仕事が休めなくなってしまったときに援助会員さんが「大丈夫ですよ、預かりますよ」と言ってくださるので、安心感があります。そのため、仕事で勉強会などがあったときにも依頼させてもらっています。

○利用して良かったことは?
自分の子育てを助けてくれる人がこの街にいてくれて、子どもの成長を一緒に感じてもらうことができ、優しく見守ってくれていることに感謝しています。

○これからファミサポを始める人に一言
お時間があるようであれば、1時間でも助かるお母さんは沢山いると思うので、良かったら一緒に上野原市の子育てを応援してください。
依頼会員Yさん(令和3年会員登録)

○ファミサポ会員になったきっかけは?
まず大前提として子どもが好きで、それに加えて自分の子育てが一段落し、少し時間にゆとりができたため、一生懸命子育てしている親御さんたちのお手伝いができればと思い、会員になりました。

○どんなときにやりがいを感じますか?
地域の子育て支援に参加できていると感じられて、とてもやりがいを感じます。また、子どもと直接ふれあうことで、私自身が癒やされ、満たされます。さらに、子育ての援助を通して、子どもの成長ぶりを感じることができ、それを親御さんと共有できるのも嬉しいです。

○預かるときにどのように過ごしていますか?
おうちから好きなおもちゃや絵本を持ってきてくれるので、それで遊んだり、子どもがやりたい遊びを中心に楽しんでいます。家にあるもので工作やかくれんぼをしたり、お店屋さんごっこをしたり、子どもが「あれをしたい」「これをしたい」と言ってくれるので、それに合わせて一緒に工夫しながら遊んでいます。

○これからファミサポを始める人に一言
始めるのにハードルが高いと感じるかもしれませんが、もっと楽な気持ちで申し込んでみてください。子育てにおいて「もっと自分が頑張らなくちゃ」「自分でやらなきゃ」と思わず、ファミサポを活用して地域みんなで子育てをしていければいいかなと思います。笑顔の輪を広げ、みんなでハッピーに過ごしていきましょう。
援助会員Wさん(平成30年会員登録)