くらし 帝京科学大学 ねこの目報道部 広報うえのはら版ネコノメ Vol.67

帝京科学大学の学生サークル「ねこの目報道部」は、学生生活や専門分野に関する学内外の情報を発信するフリーマガジン『ネコノメ』を発行しています。
『広報うえのはら版ネコノメ』では、主に地域情報を学生の目線で紹介しています。

■上野原で出会える生き物たちをご紹介!
今回は、普段から生き物の写真を撮っている帝京科学大学の学生Iさんにご協力をお願いし、写真を提供していただきました。ここでは、その写真をもとに、普段は見過ごしてしまいそうな上野原市内に棲む生き物たちをご紹介します。

・ムラサキシャチホコ
最初にご紹介するのは、「ムラサキシャチホコ」という蛾(が)です。
写真を見ると、枯れ葉がくるりと丸まっているように見えますね。しかし、これは翅はねが実際に丸まっているのではなく、色や模様によって立体感を演出し、丸まっているように見えるのです。いわば、自然が生み出したトリックアートであり、見事に枯れ葉に擬態しています。意外と身近で見られることもありますが、その擬態の巧妙さゆえに気づかれにくいです。

・ヒガシニホンアマガエル(新種)
次にご紹介するのは、「ヒガシニホンアマガエル」です。
写真に写っているのは、陸に上がったばかりの若い個体だそうで、小さな姿が印象的です。
実はこのカエルは、今年、新種として正式に発表されました。それまで「ニホンアマガエル」として一括りにされていた個体群が、実際には、東日本と西日本で別種であることが認められたのです。外見は両者とも酷似しており、見分けるのは難しいですが、東日本である上野原市で見られたとのことなので、このカエルは、新種とされている「ヒガシニホンアマガエル」であると考えられます。

・ツノトンボ
最後にご紹介するのは、「ツノトンボ」です。
最近、野外で活発に飛び回るトンボの姿をよく見かけますよね。しかし、このツノトンボは、その仲間ではありません。名前や見た目からトンボと思われがちですが、実は、アミメカゲロウ目というまったく別の昆虫のグループに属しています。トンボは、一般的に短い触角を持ちますが、ツノトンボの触角は、長く突き出していて、チョウのように先端が膨らんでいるのが特徴です。

上野原市内には、まだまだ知られていない小さな生き物たちがたくさん隠れています。今回ご紹介した生き物たちは、どれも私たちの目を釘付けにする不思議で魅力的なものでした。普段は見逃してしまいがちな小さな存在でも、よく見ると、その面白さや魅力に気づくことができます。
私たちも上野原市の学生として、もっと市内の魅力的な生き物たちを見つけていきたいです。皆さんもぜひ、いつもの散歩道や森の中で、ちょっとだけ立ち止まって目を凝らしてみてください。思いがけない出会いや発見が待っているかもしれません。
(ヤチ えびふらい)