- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県市川三郷町
- 広報紙名 : 広報いちかわみさと 令和7年11月号
■令和6年度 決算報告
令和6年度一般会計、国民健康保険特別会計他10特別会計、上水道事業会計他4公営企業会計の決算が9月定例町議会で認定されました。決算報告は、町の家計簿ともいえるもの。わが町の状況は?
■一般会計
●一般会計歳入グラフ

町税は一人当たり11万2千円納めていただいたことになります
●町に入ったお金(歳入)
一般会計の収入総額は100億459万3千円でした。これは町税や財産収入などの町が自ら確保できる財源(自主財源)28億6,955万8千円と、地方交付税や国庫、県支出金などの国や県から交付される財源(依存財源)71億3,503万5千円から構成されています。
●歳入項目
▽依存財源
・地方交付税
国の所得税、法人税、酒税、消費税、たばこ税のそれぞれ一定割合の額を、基準に基づき国から交付されるお金
・地方譲与税
国税として徴収した租税から町に譲与されるお金
・国庫、県支出金
事業を行うための国、県からの負担金及び補助金など
・各種交付金
国や県が徴収した税の一部を、町に交付するもの
・町債
事業などを行うために借り入れたお金
▽自主財源
・町税
町民の皆さんから納めていただいた町民税や固定資産税などの税金
・繰入金
各種基金などから一般会計へ繰り入れたお金
・諸収入
貸したお金の返済金や税延滞金など
・寄付金
ふるさと納税など
●一般会計歳出 目的別グラフ

一般会計での支出総額は町民一人当たり約67万4千円を支出したことになります
●町で使ったお金(歳出)
一般会計の支出総額は96億7,294万5千円になりました。支出の状況を目的別にしてみました。目的別とは土木費や教育費など行政目的によって分類したものです。
福祉全般を担う民生費が28億4,013万5千円で最も多く、ついで役場管理費や職員人件費など他部門に分類されない事業に要した総務費が15億8,453万9千円、借金返済にかかる公債費や衛生費などが大きな支出となっています。
●歳出項目
・議会費
町議会議員などへの報酬や手当、議会広報発行など議会の運営にかかる費用
・総務費
役場管理費や人件費、峡南広域行政組合負担金、選挙、広報紙発行などにかかる費用
・民生費
社会福祉に関するもの、保育所運営など児童福祉にかかる費用
・衛生費
総合健診や母子保健、公害対策、ごみ処理など環境衛生にかかる費用
・農林水産業費
農林業の振興や農業委員会運営、地籍調査などにかかる費用
・商工費
商工会運営費補助など商工業の振興にかかる費用
・土木費
道路の建設・改良や河川の整備、町営住宅の建設および維持管理などにかかる費用
・消防費
消防団活動や防災のまちづくりにかかる費用
・教育費
学校教育や社会体育、生涯学習にかかる費用
・公債費
町が建設事業などを実施するときに借りたお金の返済にかかる費用
■特別会計
●特別会計
町の会計には、前ページで報告した町税や交付金を収入源とする一般会計とは別に、特定の事業や特定の収入で事業を行う場合に、経理を他の会計と区別する特別会計があります。特別会計には、下の表のとおりたくさんの事業があり、いずれも私たちの生活に深く関わりのあるものです。なかでも国民健康保険、介護保険などの各特別会計が突出しています。
●公営企業会計
公営企業会計とは、民間企業と同じように事業で収益をあげて、その収益により運営を行っている会計です。本町では上水道事業、公共下水道事業などがあり、経営活動に伴う収益的収入・支出、将来にわたる設備の改良などに伴う資本的収入・支出から成り立っています。
資本的収入に対する支出の不足額は、内部留保資金などで補てんします。
●特別会計の歳入・歳出額

●公営企業会計の収入支出額
※仮受、仮払消費税を含む額を計上しています。

●町の借金
町の借金にあたる令和6年度末の町債の残高は一般会計、特別会計、公営企業会計合わせて188億1,765万9千円でした。
建設事業費の減に伴い、地方債発行額が減少したため、前年度と比較すると町全体で10億7,466万4千円減額となりました。
町の財政状況に関する詳しい内容は、町ホームページをご覧下さい。
問合せ:町財政課財政係
【電話】055-272-6091
