- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県富士川町
- 広報紙名 : 広報ふじかわ 令和7年6月号
毎年6月23日から29日までの1週間は「男女共同参画週間」です。この週間は、男女がお互いの人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、性別にとらわれず、その個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現を目指すことを目的としています。
近年、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みは、着実に進んできました。女性の社会進出が進み、政治や経済、教育の場においても、女性の活躍が広がっています。また、育児休業制度の推進や、男性の家事・育児への参画も徐々に広がりを見せています。しかし、依然として課題も残されています。
例えば、管理職に占める女性の割合は先進国の中でも低い水準にあります。また、家事や育児の負担は今なお女性に偏りがちです。こうした状況を改善するためには、社会全体で男女共同参画を推進していく必要があります。
企業や地域社会、教育現場などにおいても、一人ひとりの意識改革が不可欠です。男性も家事や育児に積極的に関わり、女性も仕事に専念できる環境を整備することが求められます。
さらに、政府や地方自治体による支援も不可欠です。男女共同参画に関する法整備や、保育サービスの充実、男性の育児参加を後押しする制度の拡充など、様々な取り組みが求められます。
男女共同参画週間を契機に、私たち一人ひとりが、男女共同参画の意義を再確認し、自分にできることから始めていくことが大切だと思います。それによって、誰もが輝ける社会の実現につながっていくのではないでしょうか。