- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年12月号
【12月4日(木)~12月10日(水)は人権週間です】
「人権」とは、1人1人が生まれながらに持つ「自分らしく生きる権利」です。また、誰にとっても身近で大切なものであり、違いを認め合う心によって守られるものです。家庭や職場、学校や地域社会は、色々な人が生きていて、さまざまな人権に関する問題が起きています。周りに悩んでいる人はいませんか。何気ない言動や思い込みで誰かを傷つけていませんか。決して「自分とは関係ないこと」ではありません。
▼人権について「自分のこと」として考えてみましょう
○子どもの人権を守ろう
・いじめ・体罰・児童虐待
・児童ポルノ等の性被害など
心がけよう:子どもが1人の人間として最大限に尊重されるよう、社会全体で支援していきましょう。
○高齢者の人権を守ろう
・高齢者に対しての、身体的・心理的虐待など
心がけよう:健康で生きがいを持ち、安心して暮らせる長寿社会が構築できるよう、1人1人が考えて行動することが大切です。
○インターネットでの人権侵害
・個人に対する誹謗中傷
・名誉棄損・プライバシーの侵害など
心がけよう:利用する際のルールやマナーに関する正しい理解を深めていくことが必要です。
○外国人の人権を尊重しよう
・言語や文化、生活習慣などの違いや無理解からの偏見など
心がけよう:支えあう共生社会を実現するため、違いを正しく理解し、尊重することが大切です。
○性の多様性を認め合おう
・性的マイノリティを理由とする偏見や差別など
心がけよう:多様な性があることを知り、違いを尊重することが大切です。
○女性の人権を守ろう
・家庭や職場等における男女差別やハラスメントなど
心がけよう:女性を取り巻く状況や意識は変わりつつありますが、性別にかかわらず、個人として互いに尊重しあえることが大切です。
これらの問題以外にも、障害のある方、犯罪被害者とその家族の人権など、日常生活にはさまざまな人権を取り巻く問題があります。認識不足や偏見で相手を傷つけ、人権を侵害することがないよう、1人1人が人権を尊重することの重要性を正しく理解し、お互いを思いやることを大切にしていきましょう。
◆人権の相談は人権擁護委員がお受けします
人権問題に悩みをお持ちの方は、1人で悩まず、気軽にご相談ください。
▽特設相談所
日時、会場:
・12月4日(木)、伊那市生涯学習センター・高遠町総合福祉センターやますそ
・12月9日(火)、伊那公民館・長谷公民館
※時間はいずれも午前10時~午後3時
▽常設相談所
日時:月・水・金曜日(祝日を除く)午前9時~午後4時
会場:長野地方法務局伊那支局
【電話】78-3462
問合せ:地域創造課 人権男女多文化共生係
