- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年7月号
いつまでも元気で暮らせるように、市ではさまざまな教室を開催するとともに介護予防のための人材育成を行い、年齢を重ねても自分らしく暮らせるための支援をしています。
そして7月からは、フレイル予防や認知症予防に重点を置いた「い~なここから元気塾」が始まります!
■7月スタート「い~なここから元気塾」ってどんな教室?
フレイル予防や健康づくり、認知症予防を目的とした運動や学び・交流の場です。伊那市で令和5年から取り組みを始めた「シルバーリハビリ体操」も取り入れていきます。
令和7年7月から令和9年にかけて、各地区で順次スタートします!
・交流をしながら体操をしたり健康について学んだりしていきます。楽しみながら一緒に健康づくりをしましょう♪
▽フレイル予防に大切な4つの視点を学び、実践します
(運動・こころ・口腔・栄養)
対象:実施地区に住む65歳以上の方
場所:各地区公民館等
費用:1回100円
※令和7年度は手良、富県、長谷地区で実施します。
※実施地区にお住まいの方のみ参加可能です。
※参加希望の方は事前にお申し込みください。
申込先:
伊那市社会福祉協議会高齢者サービス係【電話】72-4477
伊那市役所福祉相談課介護予防係【電話】78-4111(内線2359)
■シルバーリハビリ体操
シルバーリハビリ体操は道具や音楽を使わず、いつでもどこでもできる体操です。
リハビリテーションの考え方に基づき、関節の動く範囲や筋力を保ち生活の中の動きに結びつけて行います。
■フレイルって何?
加齢にともなって、体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態をフレイルといいます。この状態をそのまま放置すると、体や心の衰えがさらに進行しますが、適切に対処すれば健康な状態に戻ることができます。
▽いくつ当てはまりますか?
1~2つ…フレイル予備軍
3つ以上…フレイルの疑い
・半年で体重が2~3kg以上減った
・歩くのが遅くなった
・疲れやすくなった
・筋力(握力)が低下した
・体を動かすことが減った
フレイルの状態を予防・改善するためには社会参加・身体活動・栄養(食事)の3本柱を意識した生活が大切です。散歩や買い物など外出の機会を増やしたり、体操や趣味などのサークル活動へ参加したりするとよいでしょう。それが社会参加・身体活動にもつながっていきます。市で行っている教室へもぜひご参加ください。
食事は1日3食バランスよく取ることが大切です。筋肉をつくるのに欠かせないたんぱく質をしっかり取るようにしましょう。また、おいしく食べるためにはお口の健康を守ることも必要です。口腔ケアや定期的な歯科受診をしましょう。
■自分にあった活動を見つけましょう!
市では「い~なここから元気塾」などを開催しているほか、各地区で行う自主グループの教室活動の支援も行っています。
右の写真は、「高遠男性筋トレ教室」の様子です。週1回、健康運動指導士の上山先生から指導を受けながら、筋トレや手足を使った頭の体操をしています。最高齢の北山さんはなんと93歳!みんなでおしゃべりをしながら楽しく活動をしています。
「どんな活動があるんだろう」「近所でもやってる教室はあるのかな」など、最初は分からないことだらけだと思います。まずは福祉相談課へお問い合わせください。
・雑談が楽しみ。筋トレ教室でみんなの顔が見れるのが嬉しい。80歳、90歳過ぎても体が動くのは、筋トレ教室に通っているおかげ!
問合せ:福祉相談課 介護予防係