くらし 議会だより Vol.151

【まちづくり課題検討特別委員会の活動をお伝えします】
伊那北駅周辺整備、伊那弥生ケ丘高校の将来活用、伊那市駅から伊那北駅間の新たなまちづくりなどについて、先を見据え考える特別委員会を設置し検討しています。

◆遊休不動産を利用し新たに活用している事例を視察
荒井・西町の事業者の取組みを調査しました。家賃を低く設定するなど、西町商店街全体で若者の挑戦を応援する風土があり、今後のまちづくりにおける大きな可能性を感じました。議員の中からも「若者が頑張っている、こんな店があったんだ!」との声が聞かれました。
伊那まちBASEの平澤正貴副理事長に、各店舗や街並みの状況を案内していただきました。リノベーションし開店予定の建物や取り壊しで空き地となった土地など、普段は気づくことができない場所を確認することができました。

▽すまいテラスいな代表の鈴木孝之さんからの学び
・空き家を店舗や倉庫として活用するという考え方。
・空き家は地域の魅力となる可能性を秘めた地域のモノである。

▽西町ガレージ・さかさま不動産の小嶋郁哉(いくや)さんからの学び
・まちづくりのためにという考え方から立ち上げている。
・空き家であることを知られたくない大家さんがあり、そのままになっている空き家の繋ぎをしている

▽街宿(まちやど)MILLE(みる)を営む斎藤俊介さんからの学び
・伊那市のPRポイントの伝え方。
・“まちやど”と称した地域価値を向上させる事業に取り組んでいる。

▽リヤコーヒーの和泉(いずみ)翼さんからのお話
・伊那に移住した経緯。
・5,000円のリヤカーを購入し給付金の10万円でスタートした起業時から、現在に至るまでの経験や取組み。

◆県内外4市町を視察(山梨県韮崎市、群馬県前橋市、群馬県みどり市、長野県下諏訪町)
空き家・空き店舗対策、起業支援、官民連携によるまちづくりのあり方について視察しました。どの地域にも共通することは、地域に眠る空き家・空き店舗を「地域の資産」としてとらえ、挑戦する人と地域が共に育つ仕組みができていることでした。地域の未来を支えるのは制度や建物だけではなく、「人の思い」と「つながり」であり、挑戦する人々を支える文化と仕組みづくりを、市民と行政が協力して築いていく必要があると感じました。

問合せ:伊那市議会事務局
【電話】0265-96-8149【FAX】0265-76-9117【E-mail】[email protected]