- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年11月号
■吉田 浩之(よしだ ひろゆき)
▽新産業技術推進事業について
問:利用状況や費用対効果を踏まえモバイルクリニックをどう評価しているか。
答:市長…国の有利な財源を活用した事業であり、効果は広く認められている。
問:モバイルクリニックの課題を分析し、どのように受診者を増やしていくのか。
答:市長…モバイルクリニックの使用判断は医療機関であるため関係機関への周知に努める。
問:モバイルクリニックのマタニティ専用車両を導入するメリットは何か。
答:市長…出産前後の妊産婦は通院が大変でありマタニティ専用車両は必要である。
問:国などの財源がなくなっても事業を継続していく予定なのか。
答:市長…市民生活の基礎となる事業は費用対効果の面だけで論ずるべきでなく、必要な事業は財源を確保して続けていく。
問:モバイル市役所・モバイル公民館の意義は何か。
答:市長…スクールバスの空き時間の活用である。高齢者には必要な手段と考えている。
問:国の交付金が切れる新産業技術推進事業は市税などで続けていくということか。
答:市長…様々な角度から検証し、必要性について判断していく。
▽庁内事務DX化について
問:庁内事務の効率化に向けて電子決裁や出退勤管理のDX化に取り組むべきではないか。
答:市長…動向を注視し、順次取り組んでいきたい。
■飯島 光豊(いいじま みつとよ)
▽生活道路の30キロ規制導入と自転車走行指導帯設置について
問:市内の30キロ規制導入の安全対策は。
答:市長…東春近の「市道中組殿島橋線」は地域の合意形成ができたので30キロ規制となった。市道入口を狭くするなどの対策を検討する。
問:西春近の「県道南箕輪沢渡線唐木」の通学路は事故が多く自転車走行指導帯の設置など対策すべきでは。
答:市長…県や地域・子どもの声を聞き対策を検討する。
問:国から自転車通学の安全対策施策推進の通達はないか。
答:建設部長…国の施策推進の候補地として県から「唐木の通学路」を挙げると聞いている。
▽伊駒アルプスロードの先行整備区間の工事と供用開始後の道路環境整備について
問:先行工事区間の完成年度と県道車屋大久保線へ流入量予測は。
答:市長…飯田国道事務所から公表されていない。
問:伊駒アルプスロード先行区間の完成前には小中学校・保育園などの安全対策が必要では。
答:市長…地元と合意形成ができれば市としても県などに要望していく。
▽小学校入学1年生と中学1年生への入学祝い金の支給について
問:憲法26条は「義務教育はこれを無償とする」と定め、箕輪町は「入学祝い金」を小学1年生に2万円・中学1年生に6万円を支給している。伊那市も入学祝い金制度の創設を。
答:市長…社会情勢に合わせて研究していく。
■柳川 広美(やながわ ひろみ)
▽小中学校の水泳授業と生徒の泳力、プールなど施設整備について
問:
(1)コロナ禍で泳げない子どもが増えていると聞く。小中学生の泳力低下は。
(2)現在665人の東部中の今後の生徒数は。市民プールでの授業の課題は。東部中プールは早期改修を。
答:教育長…
(1)泳力は10〜20年前より落ちていると感じる。
(2)東部中は令和19年度で509人、約23%減。今年度は1年生6学級が各学級2回市民プールで授業を受けた。移動時間、緊急時の迅速な対応などが課題。議会からの提言を受け、中学校水泳授業のあり方検討委員会で検討中。
▽旧陸軍伊那飛行場格納庫の保存について
問:格納庫基礎はどのような保存をするのか。
答:教育長…教育委員会では平成30年に環状北線整備区間の旧陸軍伊那飛行場の保存活用方針を決めた。遺構調査結果を基に保存方法を検討する。
▽広島・長崎への平和学習の機会をこども達に
問:
(1)広島・長崎への平和祈念式典などに小中学生の派遣を。
(2)満蒙開拓平和記念館や、駒ヶ根市登戸研究所平和資料館を平和学習に活用を。
答:教育長…
(1)国語・社会で平和学習を行い、戦争の悲惨さを伝えるPTA講演会、戦争資料を集めたコーナー、外国語学習を通じた異文化交流、戦争遺産の紹介、フィールドワークの実施などに取り組んでいる。
(2)要望があれば検討する。
