- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県中野市
- 広報紙名 : 広報なかの 2025年11月号
【禁煙のすすめ】
◆たばこの危険性
たばこの煙には約5,300種類の化学物質が含まれています。その中には200種類以上の有害物質が含まれ、タールなどの発がん関連物質は70種類以上に上ります。
○主流煙
たばこを吸う人が直接吸い込む煙
○副流煙
火のついた先から立ち上る煙
↓
〔受動喫煙〕
副流煙を自分の意志とは関係なく吸い込んでしまうこと
有害物質を吸い込むことにより、がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが高くなり、妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがわかっています。
加熱式たばこや電子たばこも紙巻たばこと同様に健康への影響があると言われています。加熱式たばこは数年ごとに新製品が発売され、有害物質量は変動しますが、低減するわけではありません。ニコチン量も一定の水準は維持されています。
◆禁煙のメリット
○たばこをやめてから…
20分後:血圧と脈拍が正常値まで下がる。手足の温度が上がる
24時間後:心臓発作のリスク低下
数日後:味覚や嗅覚が改善し、歩行が楽になる
2週間~3カ月後:心臓や血管など、循環機能が改善
2~4年後:虚血性心疾患や脳梗塞のリスク低下
5~9年後:肺がんのリスクが喫煙を続けた場合に比べ明らかに低下
10~15年後:さまざまな病気のリスクが非喫煙者のレベルまで近づく
「ずっと吸っているし、いまさらやめても意味がない」と思わず、明日からの自分のためにも、家族や友人、職場の同僚など大切な人のためにも、禁煙に向き合ってみませんか?
わからないことや不安なことは、かかりつけ医や保健師に気軽に相談してください。
