- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和6年4月号
(27)ふるさと館のひな人形は多種多様です!
先月、飯山市ふるさと館でひな人形展の英語解説を行いました!今回、ひな祭りやひな人形についてたくさん学びました。
ひな祭りは、3月の第1回目の「巳(み)の日」に水辺でケガレをはらう、中国の年中行事にルーツがあると言われています。その行事が日本に伝わり、節句に「人形(ヒトガタ)」にケガレを移して、川や海に流す行事が平安時代に行われました。この行事と当時の高貴な少女たちの人形遊びが合わさったものがひな祭りの始まりとされています。江戸時代になると、「ヒトガタ」はひな人形へと姿を変え、ひな祭りは子どもの健やかな成長を願い、祝う行事となりました。城下町として栄えた飯山では、ひな人形は江戸時代中頃に有力な商家に流行したと言われています。
カナダにはお人形を使うお祭りがありませんが、お人形は女の子にとって大切なおもちゃです。かつて先住民の女の子は、姉や義姉の助けを借りて自分の人形を作っていました。人形は主に木や動物の皮で作られ、女の子は皮や毛皮の切り方や縫い方を学ぶことができるので、自分で人形を作ることはとても重要でした。特にカナダ北部に住むイヌイットの人々にとって、防水加工された暖かい服は生存に不可欠だったため、裁縫は非常に重要な技術でした。