その他 《クローズアップ》令和7年度(2025)の施政方針

■経済を動かす、暮らしを守る

▽飯山市の施策
飯山市における人口減少は依然として厳しい減少傾向が続いており、その要因になっている若者の流出と出生数の減少を抑える対策が急務となっています。
次世代を担う子どもたちの育ちを支えるため、妊娠から子育てまで切れ目のない子育て世代支援を拡充します。基幹産業の農業では、新規就農者の確保・育成と、生産力の向上を目指します。観光振興においては、里山や千曲川など地域資源を活用し、インバウンド需要に対応した施策を進めます。
すべての人が暮らし続けたいと思える、安全・安心なまちづくりを最優先に取り組んでまいります。

▽予算の概要
各地で激甚・頻発化する自然災害に備え、千曲川の内水排除施設整備や、避難所の環境整備推進など、防災減災対策を重点に予算を計上しています。また、脱炭素の地域づくり、行政手続きのオンライン化による住民サービスの向上のための飯山市DX推進計画の推進、小中学校の給食費負担軽減などの子育て支援や、地域おこし協力隊・集落支援員による地域の維持・活性化、物価高騰の長期化への対策として「飯山市市民生活応援商品券」を全市民に配布するなど、公約に基づく重点政策と第6次総合計画の基本目標との整合を図り、目標達成へ着実な推進に重点をおいた予算を編成しました。

▽ゼロカーボンシティ宣言
飯山市は、令和7年(2025年)3月21日に「飯山市ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。
この宣言は、近年の地球温暖化や気候変動によるさまざまなリスクを軽減し、2050年までに市全体の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を達成するため、市民・団体・事業者・行政が一体となって取り組んでいく決意を表したものです。目標達成に向け、今年の4月に策定した、地球温暖化対策地方公共団体実行計画「区域施策編」で整理した各分野のロードマップ、実施目標及び削減量を基に各種取り組みを進めていきます。

・取組の骨子
化石燃料から非化石燃料への移行や、雪氷熱の活用を含むエネルギー転換と省エネ、再エネ導入をすすめ、市民・団体・事業者・行政が一体となって、エネルギーの地産地消と持続可能な地域づくりに取り組みます。

今年度は、家庭のエネルギー転換による脱炭素化を促進するため、補助金予算を前年の約550万円から約5倍の2500万円に拡大し、取り組んでまいります。(詳細本紙8ページ・省エネ・再エネを支援)また、「プラスチック製品ごみ」の分別収集とリサイクルにより、地球温暖化対策とごみ減量・資源循環の更なる推進を図ります。(詳細本紙17ページ・プラスチック製品ごみの分別収集が始まります)

問合せ:飯山市
【電話】0269-62-3111(代表)【FAX】0269-62-5990