- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年4月号
■常任委員会議案審査
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。
●予算決算常任委員会
▽議案第1号
令和7年度飯山市一般会計予算
◎市民学習支援課
〔埋蔵文化財センター除却事業〕
問:収蔵品の新しい保管先は。
答:統合により空き校舎となる常盤小学校を予定している。
◎国民スポーツ大会準備課
〔第82回国民スポーツ大会開催事業〕
問:ジャンプ台の改修費用は約13億円ということだが、市の財政状況を考慮し、身の丈に合った整備基準を設け計画を立てるべきではないか。
答:ジャンプ台整備検討部会を設置し、必要な改修について検討を進めている。施設の老朽化対策、競技ルールへの対応、選手の安全対策は必須である。
問:国民スポーツ大会の資金に充てることができる、現時点のふるさと納税の金額は。
答:令和6年度の企業版ふるさと納税では500万円。令和5年度の個人版ふるさと納税では227万円。
◎道路河川課
〔協働のいじしゅうぜん事業〕
問:購入予定のリモコン式草刈り機等は、市内全区に貸し出すのか。今後台数を増やす予定は。
答:7年度はリモコン式草刈機2台と手押しの斜面用草刈機2台を試験的に導入し、市内各区へ貸し出しを予定。需要を見ながら増台も検討する。
◎商工観光課
〔誘客宣伝観光振興事業〕
問:広告掲載料等で特定の事業者への予算が大幅に増加している。発行した情報誌等の内容、配布部数、配布方法等は。
答:年4回発行で無料配布の「THE信州」への広告掲載や、「飯山線の旅」という冊子に飯山市の紹介記事等を掲載した。「THE信州」は、長野県内外の観光施設や銀行、アウトドアショップ等、175カ所に配置されている。
問:昨年度のように事業費の不足に予算流用で対応することのないよう、令和7年度は詳細に計画しての予算計上となっているか。
答:マスコミ懇親会を主催しないため、前年度に比べ少ない予算となっている。令和7年度は、東京・大阪で開催されるマスコミ懇親会に、飯山市のPRを行うために参加する予定であり、職員等の旅費と参加負担金を予算計上している。
問:紙媒体への多額の投資理由は。
答:事務事業評価により、予算の充実が指示されたため。
問:SNSを活用した広報戦略は検討しているか。
答:「THE信州」の発行事業者のホームページへの情報掲載のほか、ラジオパーソナリティのSNS等への掲載を見込んでいる。
問:広告ターゲットの想定範囲は。
答:県内に加え、関西圏、関東圏の巨大人口エリアで、幅広い年代の方々にアプローチを行う。
問:県内、県外別での費用対効果は把握できているか。
答:分析はできていないが、「THE信州」での集計結果では大都市圏でもある程度ご覧いただけている。
◎危機管理防災課
〔防災・減災対策事業〕
問:避難所配置用の発電機や投光器の維持管理を行うのは誰か。
答:管理の主体は危機管理防災課である。また活性化センター等の施設管理者にも依頼する予定。ベッドやパーテーション等普段使用しないと思われるものは、防災訓練時に数や状態を確認し管理していく。
問:発電機や投光器が必要な時に確実に使えるよう、常に点検を行う必要があると考えるが。
答:購入予定のガス発電機は、燃料未充填の状態で保管可能のため、メンテナンスが容易。LED投光器については、年1回の充放電確認で十分であるとメーカーから説明を受けている。
▽議案第6号
飯山市ケーブルテレビ事業特別会計予算
◎事業戦略課
〔ケーブルテレビ整備事業〕
問:長期間経過した伝送路に問題はないか。
答:伝送路は老朽化が進んでいる。同軸ケーブルは国内生産が終了しているため、代替品を探しつつ対応している。光ケーブルへの転換にはかなりの経費がかかるため、長期的な視点で今後の方針を検討している。
▽議案第9号
令和7年度飯山市水道事業会計予算
◎上下水道課
〔配水及び給水費〕
問:有収率の改善に向けての計画は。
答:漏水調査の結果、老朽化した給水管からの少量の漏水が多数発生し、それが重なって大きな漏水となっている可能性が判明した。令和7年度は人工衛星データを活用して漏水の疑いがあるエリアを絞り込んだのち、個別調査で漏水箇所を一つずつ特定し、修繕していく予定。
●総務文教常任委員会
▽令和6年議案第111号
飯山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例(原案否決)
◎総務課
問:採用職員が新しい職場で力を発揮するために考えていることは。
答:採用職員が職場になじみ、体調を崩さないよう受け入れ側の理解と支援を考える。現在も地域おこし協力隊員や民間企業出身者に対して行っている配慮を同様に行っていきたい。
問:職員採用の場合議会への報告は。
答:特定任期付職員に関しては、議会への報告は必要と考えている。
問:他の自治体の採用基準や採用方法等の研究はしているか。
答:まだ十分にはできていない。
問:「選考」という採用方法は、任命権者の個人裁量で採用ができてしまうため、選定基準を明確化し、公平性・透明性の確保が必要と思うが。
答:基準は一定程度必要と考える。
▽議案第18号
公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
問:対象となる組織と人数は。
答:「社会福祉協議会」と「土地開発公社」が対象。4月から、社協へ局長クラスのポストで一名派遣の予定。
問:独立した組織の人材不足を、単に市からの派遣で補うだけでよいのか。しっかり検討して条例案の提出は一年後でもよいのでは。
答:ご意見を参考に、来年度以降は派遣の都度検討していきたい。
●産業民生常任委員会
▽議案第36号
指定管理者の指定について(飯山市富倉ふるさとセンター)
◎農林課
問:指定管理者となる富倉そば振興会とはどのような団体なのか。
答:地元のそば打ちの方や有志の方で新たに組織された団体。
問:「かじか亭」という名称は変わらないのか。
答:名称は「かじか亭」のまま変わらない。オヤマボクチを使った蕎麦を提供することを指定管理の条件としており、蕎麦についても「富倉そば」という名称で提供する。
問:指定期間の5年間というのは権利か義務か。
答:指定管理の条件として明示しているもの。
問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005