その他 市議会だより No.124 ~3月定例会 一般質問(1)~

3月4日~6日の3日間にわたり、14名の議員から市政に対する一般質問が行われました。(掲載の順番は質問順です。)
掲載内容は、一般質問および答弁内容の一部を抜粋し、各議員が作成した原稿を基に編集委員会において確認し編集しております。
なお、議長につきましては申し合わせにより、任期中は一般質問は行わないこととしております。

■洪水時の指定避難所・駅前ホテル・期成同盟会
吉越利明議員

問:洪水時の指定避難所には、浸水区域内人口の25%しか避難ができず、多くの人が押し寄せた場合混乱を招く恐れがある。収容可能人数を市民に周知し、市が言う親戚・友人宅などへの避難者数を把握する必要があると考えるが。
答:要支援者については市で把握している。

問:駅前ホテル問題は訴訟に発展した。飯山市の信用失墜及び信用損失の原因は市長の独断で進める政治手法にあると考える。また、駅前ホテル住民説明会が行われた際にも市民から、市長の独断で決めたとの声もあった。政治手法を改めるべきと考えるが。
答:私は独断で進めているとは考えていない。首長は行政機関の長であり政府の合議制とは違い、判断を多数決で決めるものではない。首長の性質をご理解いただきたい。

問:市内には多くの期成同盟会が組織されている。チラシなどで、活動を市民に知ってもらう事も重要と考えるが。
答:各同盟会会員の皆様のご意見を伺いながら取り組みたい。

■駅前ホテル訴訟、子供の給食、農林業の将来
松本淳一議員

問:ホテル裁判にどう臨むか。
答:ホテル側の請求を棄却するよう裁判で求めていく。

問:7年度ホテル建設補助予算はどのようになっているか。
答:予算化はしていないが、必要となれば検討する。

問:ホテル計画白紙化は可能か
答:一般論という意味では、初めからやり直すことはできないことではないと考える。

問:給食費の無償化を進めているが、新年度はどうなるか。
答:公立保育園の3歳以上児には市が白米等の主食を提供し、幼稚園と私立保育園の3歳以上児の主食を市が補助する。小中学校では給食費の7割を補助する。

問:これからの農業についてどう考えているか。
答:農林畜産業の有識者会議を開き課題の深堀りをする。農業委員会や、市民の知恵もいただきたい。

問:林地の境界確定の現状、人材育成について聞きたい。
答:最新技術で境界確定は加速度的に進んでいる。市の森林事業推進が雇用拡大や人材育成につながると考えている。

■保育園米飯給食・農業米問題・帯状疱疹ワクチン
荻原章一議員

問:来年度本格実施となる保育園米飯給食の意義について。
答:美味しさは五感すべてで感じるもの。ご飯が炊ける香りが園内に広がる。保護者の負担軽減だけでなく、地元の美味しいお米で炊いた温かいご飯の提供は、子どもの食育につながる。

問:米騒動は失政の結果。今日の国の農業・食料政策の下で、当地域の米作りの展望をどのように考えているか。
答:農林畜産業ビジョン策定会議(仮称)を立ち上げ、当市の現状と課題整理、解決の体制構築と具体策の策定を行う。米は優れた作物。米作りは大事な尊い仕事と改めて認識した。

問:この4月から定期接種となる帯状疱疹ワクチンについて、自己負担額や負担割合はどうなるか。低所得者への独自の支援が必要ではないか。
答:ワクチン接種費用の3割が個人負担、市が4割、国が3割の負担となる。組み換えワクチンの場合、個人負担額は6400円の2回分となる。今後の接種状況や他自治体の動向などを注視していきたい。

■駅前ホテル市民説明会・ゼロカーボンについて
髙橋達幸議員

問:飯山駅前ホテル住民説明会において市長は、「飯山市風景ガイドラインの中で『中層階以上を設ける場合は壁面を後退させる』という表現は、ミスプリントと判断するしか仕方ない」と述べている。それは景観計画等の策定委員である、東京工業大学・信州大学の有識者である各教授や、飯山市を代表する16の各組織・団体の代表者、現副市長を含めた3名の委員の皆さん、事務局として携わった職員9名の計30人を軽視した、大変失礼な言い方だと思うが。
答:全く失礼とか失礼でないとかの問題でなく、法律それから条例・計画に基づいて判断している。失礼という思いは全くない。何を言っているのか分からない。

問:トピアホールへの太陽光発電設置は、ハザードマップでの危険区域に該当するため補助金が出ないことから中止になったが、災害避難時における発電機による電源確保ができるよう検討していただきたい。
答:どのような規模の発電機を購入するかは、現在検討中。

■蓮遊水地の整備について
渋川芳三議員

問:蓮遊水地整備事業への市の基本的な考え方は。
答:蓮遊水地の整備が円滑に、地域にとってもプラスに働くような取り組みをしていく。

問:令和7年度にはどのような事業が行われる予定か。
答:国では昨年11月から用地取得に着手した。用地の確保ができれば排水樋門から工事に着手すると聞いている。

問:住民が耕作を行うための条件整備についてはどの様な課題が生じるか。
答:主な課題としては土地改良施設の整備、また土地の占用に伴う占用料がある。市では占用料を減免するように県に要望している。

問:現在の古牧橋の上流側のかさ上げを関係機関に働きかけて欲しいがどうか。
答:できる限り早い時期に課題の解消に取り組んでもらえるように、引き続き国・県に働きかけたい。

問:今後も、今まで以上に住民に寄り添って事業を進めてほしい。
答:今後も地域の意向を丁寧に聞きながら事業を進める。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005