その他 市議会だより No.124 ~3月定例会 一般質問(2)~

■学校教育の保護者負担・パブリックコメント
髙澤富士子議員

問:学校給食の無償化を段階的に進めているが不登校等の児童生徒のいる家庭への経済的支援はどうなっているか。
答:給食費の支援のため、給食費負担のない家庭への支援は行われていない。

問:国も給食費無償化はすべての家庭へ届く制度にすべきとの考えだが、市独自に行う制度設計において、その点をどう検討されたか市長に問う。
答:全てを把握するまで待つのではなく手の打てるところから始めたいと考えている。

問:義務教育の授業で使う教材としてクロスカントリースキーの保護者負担は大きいと思うが今後検討の余地は。
答:保護者からもそういった意見があることは承知している。関係者とも協議し検討していきたい。

問:パブリックコメントへの市民からの意見が少ないように思う。デジタルを活用し、もっと意見を出しやすい仕組みづくりを考えてはどうか。
答:パブリックコメントの実施の周知を図るとともに、方法について前向きに検討したい。

■高齢者・子育て支援、ゼロカーボンの推進
常田徳子議員

問:スマホやパソコンなどを使えない情報弱者への対応は。
答:さまざまなデジタル技術を誰もが利用できるよう総力を挙げて取り組んでいきたい。

問:経済的に厳しい高齢者にデジタル支援をする方法は。
答:ニーズを含め具体的な支援制度の実施について、関係部署と研究の必要がある。

問:冬期間の高齢者住宅について、今後の取り組みは。
答:入居者の感想や要望、コスト面も含め評価を行い、来年度以降の施策に反映させたい。

問:森林環境譲与税を活用し子どもたちに木のおもちゃのプレゼントをしてはどうか。
答:木のおもちゃに触れ木製品に興味を持ってもらう機会となりうるので木材事業者などと相談しながら研究したい。

問:ゼロカーボン推進の取り組みとして庁舎の電気消費削減のため、水曜日をノー残業デーとし、公共交通機関を利用する取り組みをしてはどうか。
答:職員の働き方の見直しとゼロカーボン推進という観点から、ノー残業デーについて実施の方向で検討をしている。

■危機管理・産業振興・農業支援農林高校の存続
村松正勝議員

問:避難行動調査と指定避難所設置の在り方について。
答:各区の避難行動の調査は他市町村の事例等を研究する。避難所駐車場で車中泊も想定している。戸狩観光協会と、民宿を福祉避難所等で活用できるか協議中。

問:ふるさと納税増額対策は。
答:返礼品の開発を事業者に委託した。品目を増やし、返礼品提供事業者負担軽減のためのシステムを導入予定。企業版ふるさと納税は営業に力を入れる。

問:農業研修センターで経営ノウハウも学んではどうか。
答:経営ノウハウを学ぶ講座の導入は、飯山市農業研修センター関係者や新規就農者等の意見をお聞きし検討したい。

問:下高井農林高校の存続に向けて今後の取り組みは。
答:農林高校、飯山高校の両校長と岳北4市村の教育長との懇談の場を設けたい。

問:市民対象の教育全般の懇談会の実施は検討されたか。
答:4市村の教育長の懇談の場で、岳北地域の教育全般について、懇談会をどのようにするか話題にしていきたい。

■教育問題・帯状疱疹ワクチンについて
西澤一彦議員

問:生きる力を与えてくれる先生に出会えたら生徒はどんなに幸せか、という声があった。全国のいじめ、不登校は過去最高を記録。教育長の考えをお聞きする。
答:教師が生徒と向き合い、その子のよさを見とり、心に響く指導等を行うことにより信頼関係が構築され、力を伸ばすことにつながっていくと考える。

問:吉田松陰は子供たちの長所を見抜き励まし続け、多くの優れた人材を輩出し、今も萩の誇りとなっている。そして飯山には丸山邦雄がいる。満州から100万人を超える同胞を日本に帰国させた空前絶後の功績を持つ丸山邦雄について、もっと学習すべきと考えるが。
答:丸山邦夫を知り、郷土の偉人として誇りがもてるようにしていきたい。教職員にも再認識の機会を設けるよう検討する。

問:国による帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まり、県内22市町村で50歳以上の方への補助が導入された。飯山市でも助成すべきと考える。
答:市内の接種状況や県内他自治体の状況を注視していく。

■市政運営と検証について
山﨑一郎議員

問:年間1億円余の予算をかけている公共交通事業は長く続けている事業だが、時代の変化を検討・見直しすれば改善すべき点があるのではないか。特に予約型乗り合いタクシー事業は年間3500万円以上の運行経費をかけているが、利用者が年々減少し、その運行収入は年間180万円余の現実である。今後に向けた対応を聞きたい。
答:乗り合いタクシー事業についてはご指摘のとおり大きな課題であるため、この解決に向けて、令和7年度において新しい運行方法の実証試験を実施する予定である。

問:富倉と岡山地区を出張所扱いとし、その分掌事務に定める印鑑証明書等の扱いのため係長職を配置しているが、その取り扱いはわずかな状況で時代にマッチした地域性を検討すれば、他の活性化センターと同じ扱いに改善が可能と思われるがどうか。
答:指摘のとおりであり現在庁内で検討しているが、長年地域に愛されてきた組織・施設であるため慎重に検討したい。

問合せ:飯山市議会
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