しごと E(イー)ひと発見! #229

E(エ)ネルギッシュに
E(イー)ヤマで活躍している
皆さんを紹介します

京都出身のアーティスト「冬耳」
■人と自然の共生をアートで表現
瑞穂地区 中川 健さん

京都府出身の中川健さんは、アーティスト名「冬耳(ふゆじ)」として活動する画家です。2023年に飯山市へ移住し、現在は瑞穂地区を拠点に創作活動を行っています。
中川さんの作品は、「人と自然の共生」をテーマにした色鮮やかな表現が特徴です。2021年には、野沢温泉村の民宿にて高さ14メートル、幅22メートルにおよぶ巨大な壁画を、延べ60日間かけて制作しました。この壁画制作の滞在中に出会った地域の人々の温かさや、北信地域の自然・文化の魅力に強く惹かれたことが、移住を決意するきっかけとなりました。
移住後も、自宅兼アトリエで制作を続けながら、東京・奈良・京都など全国各地で作品を発表しています。そして、6月7日から飯山市美術館にて、企画展「冬耳 この惑星のうつわ」を開催しています。
中川さんはこの企画展について「飯山の方々や長野県の皆さんに、自分の活動を知ってもらいたい」と語り「心を豊かにする時間を提供したい」と続きます。「地元の方が当たり前と思っている自然や文化の中にも、たくさんの魅力が詰まっている。アートを通じて、地元の魅力を再発見してもらえたら」と思いを述べました。