- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年6月号
■デジタルの力で稼げる農業へ
皆さんこんにちは、飯山市DX推進マネージャーの西岡です。昨年から国内の米の価格について注目が集まっています。今回は農業とDXについて考えてみましょう。
よくメディアでは農業のDXとしてAIトラクターによる無人作業やドローンによる農薬散布などが取り上げられます。確かに、農業従事者の高齢化や労働力不足は深刻な課題ですが、省力化・効率化を図るためのロボット導入には、まだまだ時間がかかりそうです。農業におけるDXとは、現在農業に従事されている方々が取り組める変革でないと進みません。
飯山市においても、農業は主要産業の一つです。生産性や効率を上げることは重要ですが、加えて利益を上げることも重要です。その意味で改めて注目されているのが「6次産業化」です。6次産業化とは、1次産業(農業)×2次産業(加工)×3次産業(販売)=6次という考え方で、インターネットの普及により参入する方が増加しています。
例えば、もち米を生産し、あられに加工してネットで販売するといった取組がそれに当たります。生産だけでなく、加工によって付加価値を高めたり、消費者のニーズに応えて単価アップを図ったり、あるいはネットで事業パートナーを見つけ産業を拡大するなど、これらをITやICTを活用して実現していくことが農業DXといえるのではないでしょうか。
IT化が進むことで、企業で利用していたマーケティングや生産管理を農業に活用できる時代となっています。
問合せ:事業戦略課 DX推進係
【電話】0269-67-0724(課代表)