健康 生き活き 長生き健康とうみ

■健康長寿のACEエースをねらえ!
文責:(公財)身体教育医学研究所

東御市が、長野県「しあわせ健康県」づくりに賛同して取り組む信州ACEプロジェクト。Action(体を動かす)Check(健診)に続いて、Eat(健康に食べる)である、長野県民の食生活事情についてお伝えします。

◇若い年代の食生活事情
長野県では、健康や食事、栄養の状態、様々な生活習慣の実態を把握する「県民健康・栄養調査」が実施されており、そのなかで今回は、20~49歳の若い年代の傾向について考えていきます。

◇やっぱり気になる「食塩」
1日あたりの食塩摂取量の目標は、男性7・5g未満、女性6・5g未満に抑えることですが、男性4g、女性2・5g程度上回っており、食塩のとり過ぎは、高血圧や動脈硬化への一因となってしまいます。
若い年代(特に男性)では、食塩を控えることを意識していない人が多く、しょうゆ・みそ・塩に加えて、ソースやドレッシング・パンや麺等から無意識に食塩を摂取している割合が高くなっています。ソースはかけすぎないように「つける」方法にしたり、麺類は汁を残すことだけで、かなり減塩できます。

◇「野菜・果物」不足
生活習慣病予防のために、カリウムや食物繊維など重要な栄養素を十分に摂取するためには、1日あたり350g以上の野菜と200gの果物の摂取が目標です。しかし、女性は野菜摂取が200g台とかなり不足しており、果物に関しては、男女ともに1/3~1/4しか食べていません。

◇「脂質」はとり過ぎている
脂質も大切な栄養素ですが、とり過ぎると脂質異常症・動脈硬化の一因となります。体内に貯蔵しやすい飽和脂肪酸をとり過ぎている人が、約8割いるというのが現状です。
肉の脂身やバター、チーズ、クリームなどの乳製品、菓子類やファストフードの食べすぎには気を付けなければいけません。

◇守りたい未来のために
「1日3食、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事」と理想通りに改善することはハードルが高いかもしれませんが、食と健康の結びつきは強く、小さな問題が年月をかけて、体に蓄積されてしまわないように、自ら判断して選ぶ力をつけていくことが大切です。

問い合わせ先:健康推進課
【電話】64-8883