- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県東御市
- 広報紙名 : 市報とうみ 2026年1月号
■人生100年時代に向けて
住み慣れた地域でいつまでも元気で暮らし続けたいというのは、誰もが願うことです。その実現には、「健康づくり」と「介護予防」が欠かせません。
人生100年時代を迎えた今、自分らしく過ごすためのカギは「健康寿命」を延ばすことにあります。そうした中、介護を受けず自立した生活を続けるため、地域の皆さんが主体となった健康づくりの取り組みが広がっています。
今号では、通所型サービスBの取り組みを、4ページにわたりご紹介します。地域全体で取り組む介護予防の姿を、ぜひご覧ください。
■増加する「要支援」と「要介護」者
厚生労働省が公表した「令和5年度 介護保険事業状況報告」によると、65歳以上の介護保険被保険者に占める要支援・要介護認定者の割合は19・4%と過去最高となり、認定者数は初めて700万人を超えました。
本市においても、要支援・要介護認定者は(グラフ参照)一貫して増加しており、令和8年度には高齢者の5人に1人が認定者となる見込みです。こうした認定率は、高齢化の進展に伴って今後も上昇すると予想されています。
特に近年は、要介護2以下の比較的軽度の認定者が増えているほか、認定者の約6割を占める認知症の高齢者の割合がさらに増加する見通しです。
■これまでの介護予防 これからの介護予防
地域包括支援センターでは、加齢に伴う筋力や認知機能の低下により、要介護状態となるリスクが高まる「フレイル」に着目し、これまで筋力トレーニングや体操を中心とした各種教室や講座を開催してきました。
介護予防は、一人ひとりの意識や行動が重要であると同時に、地域全体で支え合う取り組みも欠かせません。誰も取り残さず、声を掛け合いながら、身近で、みんなで楽しく取り組む。こうした「地域づくりによる介護予防」が、これからの介護予防には必要不可欠です。
・東御市の要支援・要介護認定者の推移

出典:介護保険事業報告書(月報)9月末現在実績値(2号被保含まない)
■地域で支え合う新たな介護予防通所型サービスB
◇「通所型サービスB」って何?
「通所型サービスB」とは、地域の住民が主体となって運営する、介護予防のための「通いの場」のことです。高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも元気に暮らし続けることを目的に、身近な場所で気軽に参加できるよう設けられています。
◇地域で取り組む健康づくりを後押しします
市では、身近な公民館などを活用し、地域住民が互いに支え合いながら、交流を通じて体操や運動などの活動に取り組めるよう、その運営に必要な経費を支援する仕組みを整えました。これにより、地域で進める健康づくりの取り組みを力強く後押ししていきます。
また、年齢や心身の状態にかかわらず、誰もが一緒に参加できる新しい形の「通所型サービス」として、全域への普及・拡大を目指しています。
◇目指すのは「健康寿命」の延伸
保健事業と介護予防を一体的に進めるため、市が積極的に関与して構築した取り組みです。医療専門職が支援することで、フレイル状態の高齢者を早期に把握し、適切な医療・介護につなげる体制を整えています。
こうした「疾病予防・重症化予防」と「介護予防」を組み合わせた取り組みにより、市民の健康寿命の延伸を図っていきます。

(R8.1月現在)
◇フレイル予防5つの柱

通所型サービスBの実施によって、フレイル予防の効果が高まります。
