子育て 市民病院通信

■育児休暇を充実させるコツ
令和4年10月の育児・介護休業法改正に伴い、産後パパ育休制度が制定されました。これは、産後8週間以内に4週間を限度として2回に分けて取得できる休業です。
育児休暇を取りながらも授乳の方法や育児のコツについて知ることや夫婦それぞれがリフレッシュする目的で産後ケアを利用される方が増えています。
助産所では令和5年9月から半年間、東御市内の産後3か月頃までの母親へアンケート調査を行いました。

▽夫の育児休暇取得状況
東御市の産後の母親へのアンケート調査
期間:R5年9月~R6年3月
産後5日目~3か月頃
33人
助産所とうみ

・夫の育児休暇取得の割合

・育児休暇取得の期間

夫が育児休暇を取得した割合は半数近くでした(上図参照)。現在では、さらに多くの方が育児休暇を取っている印象です。
産後1か月までの赤ちゃんは、大きく変化していきます。ひとり一人の違いがあることを理解し、赤ちゃんの様子を見ながら授乳や抱っこなどの子育てを楽しみましょう。

◆育児休暇の前にしておけばよかったこと(上位順)
1. 産後の生活についての共通のイメージを持っておく
・出産後母体が回復するまでの約1か月は、母親は安静が必要なこと
・赤ちゃんは昼も夜もなく授乳することなど

2. 妊娠中から夫の役割や育児についてどのように考えているかなど思いを共有すること

3. 育児や家事の練習

◆妊娠中・出産後に、夫ができることの一例
1. 妊婦・出産に関心を持ち出産に向けての準備を一緒にする。
妊婦健診、両親学級への参加、出産準備品の買い物、お産に向けて体力づくりのために散歩するなど

2. 出産後をイメージしながら、やることを書き出して役割分担をしておく
・家事・炊事、上の子のお世話など(夫だけでなく実家などに頼ってもいい)
・赤ちゃんの世話を母親に替わって行う時間調整(抱っこ、おむつ替えなど)
同じことを一緒にするよりお互いに休みながらするのがコツ

3. 相手を思いやり、「ありがとう」「頑張ってるね」などの声掛けがあると嬉しい!

問い合わせ先:助産所とうみ
【電話】62-0168