- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県原村
- 広報紙名 : 広報はら 2025年8月号
■「熱中症を防ぎましょう」
総務省消防庁の報告によると、令和6年の夏季(5月~9月)に熱中症で救急搬送された人は、全国で9万7千人以上に上りました。
その中でも特に多いのが65歳以上の高齢者で、全体の半数以上を占めています。高齢者は暑さやのどの渇きに対する感覚機能や、体の調節機能の低下がみられるため、特に注意が必要です。
そもそも熱中症とはどのような状態を指すのでしょうか?熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内の水分や塩分(電解質)のバランスが崩れることにより起こります。
その結果、めまいや頭痛、立ちくらみ、筋肉がつるなどの症状が現れ、さらにはけいれんや意識がもうろうとするなどの危険な状態になる場合もあります。
◆熱中症予防のポイント
◇こまめに水分、塩分を補給
屋内や外出時を問わず、のどが渇いていなくても、こまめに水分や塩分を補給しましょう。入浴前後や起床後にコップ1杯の水をとることもおすすめです。
◇暑さを避ける
・屋内では…エアコンや扇風機を使用して室温を調節しましょう。カーテンやすだれで直射日光を遮るのも効果的です。
・屋外では…日傘や帽子、通気性のよい衣服を着用しましょう。「熱中症警戒アラート」が発表された時は、無理をせずなるべく外出を控えましょう。
熱中症は予防することで、リスクを大きく軽減できます。適切な対策を心がけ、暑い夏を健康に乗り越えましょう。
問合せ:保健福祉課 保健師