イベント 村のできごと(2)

■実践的な訓練で気を引き締め 原村消防団秋季訓練
9月13日、原小学校周辺で原村消防団の秋季訓練が行われました。建物火災を想定し、消防車両の移動やホースの連結、放水などを分団ごとに実施。団員は無線で連絡を取り合い、周辺道路の交通整理も行いました。小池保寛団長は「実際に近い形で行った。村内では今年度建物火災が起きていないが、新入団員や新役員などの経験を高め、連携の確認には訓練が重要」と話しました。時間制限を定めた訓練のため、課題があれば持ち帰り、分団ごとに反省会を行うとのことです。有事に備え、皆さん緊張感のある表情・動作で訓練を行っていました。

■秋晴れの下、八ヶ岳を目指して 第1回ズームラインマラソン開催
9月28日、八ヶ岳ズームラインマラソンが開催されました。村地域おこし協力隊の秋山隊員が中心となって企画したイベントで、村内外から100名がエントリー、6kmと3kmのコースを走りました。牛山村長は「周辺地区の皆さんに大きなご協力をいただいた。長く続けていきたい」と挨拶。小泉銀太朗さん(小6)は、普段は諏訪湖周を走っており、「3kmで短いので楽かと思ったら結構きつかった」と登りに苦戦しながらも1位に。諏訪市から参加し6km1位に輝いた西中山さんは「レースが好きなので開催がうれしい。フルマラソンの練習にもなった」と余裕の笑顔でした。

■友だちを思いやる心も育て 原小で「人権の花を囲む会」
9月30日、原小学校で「人権の花を囲む会」が開かれました。5月に長野地方法務局諏訪支局と人権擁護委員の皆さんから贈呈された「人権の花運動」の花の種などから、4年3組と「緑の委員会」の皆さんが丁寧に苗を育て、花壇やプランターに美しい花を咲かせました。児童は「花を大切にするように友達も大切にしたい。同じ花が2つとないように、友達と会えたことも奇跡だと思う」と、皆で話し合ったことを発表。法務局の中野さんは「誰もが楽しく暮らすためにお互いに大切にし合うこと、それが人権だと思う」と話し、取り組みに感謝しました。

活動の記念に、人権擁護委員からサッカーボールが手渡されました。

■中学生ラグビー地域普及ブロック 全国大会での優勝を報告
松本国際中学校2年生の岡﨑陸斗さんが所属する同校ラグビー部が、9月に開催された「太陽生命カップ2025第16回全国中学生ラグビーフットボール大会」の地域普及ブロックで優勝しました。地域でのラグビー普及活動などが評価された推薦校4校が全国から参加し、岡﨑さんらは決勝のラスト1分で逆転、見事優勝に輝きました。同チームは選手が課題を見つけ自ら練習メニューなどを決めているそうです。岡﨑さんは「後半の体力やメンタルが課題だったが、今回は最後までやりきることができた」と話し、牛山村長に優勝と成長を報告しました。

■ウォータースタンド(株)と協定締結 八ヶ岳西麓地域から美しい環境づくり
10月21日、茅野市、富士見町、原村の八ヶ岳西麓地域とウォータースタンド株式会社との間で「脱炭素社会実現に向けた取組に関する協定」を締結しました。プラスチックごみやCO2排出量削減のため、マイボトルの利用促進や環境教育を連携して進めることを目的としています。協定に基づき、役場、地域福祉センター、中央公民館、図書館、社会体育館の5カ所にマイボトル専用の給水スポットを設置し、11月8日にはマイボトル作成ワークショップも行いました。皆さんも気軽に給水スポットをお使いください。八ヶ岳の麓から地球をきれいにしていきましょう!