くらし [町農業委員会だより]あぐこみニュース 第4号

「あぐこみ」とは、agriculture(アグリカルチャー:農業) committee(コミッティー:委員会)の略です。

■令和7年も農業委員会は地道な活動を続けてまいります
箕輪町農業委員会 会長 鈴木 健二
あけましておめでとうございます。町民のみなさまには、日頃より農業委員会活動へのご理解ご協力をたまわり、誠にありがとうございます。とくに農業関係の方々および団体の皆さまには、農地の集積集約や農業地域計画の地区懇談会へのご出席など多大なご支援をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。
昨年は、常態化した夏の猛暑に加え、10月まで暑さが残り、農作物栽培管理の季節対応が難しかったようです。資機材価格などの高止まりによる経費増大傾向も相変わらずで、農家の農業経営の厳しさは続いています。
令和のコメ騒動の余波なのか新米も調達合戦の様相で、水稲の備蓄や輸出入数量の目標、生産調整など、コメ政策戦略の見直しが求められておりますが、国政では総選挙を経て農林水産大臣が交代となりました。
山場を迎えている食料農業農村基本計画の策定に際しては、是非とも農家に寄り添い、利益が十分に残る農業経営を支援する施策、生産性向上へ即効性のある施策に資するルールづくりを強く望むところであります。
人口減少と少子高齢化に伴う農業従事者の急減が始まり、箕輪町の農業もたいへん厳しい時代に突入していますが、今後、毎年更新していく農業地域計画および目標地図が、地域農業の維持および活性化対策の1つの指針として、地域で根付くことができれば幸いです。
町民のみなさま、農業関係の方々および団体の皆さま、本年もまた農業委員会活動へのご理解ご協力をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

◆北部営農組合「白菜と大根の収穫体験」
北部営農組合では11月9日に恒例の白菜と大根の収穫体験と現地販売を開催しました。減農薬に注力しましたが、病害虫の被害も少なく天候に恵まれて生育も順調でした。鍋・漬物用に10玉以上購入する人もおり、予定数量を完売することができました。
来年は有機栽培を視野にばれいしょ、さつまいも、白菜、大根、野沢菜の収穫体験と販売会を引き続き計画しています。
大勢の皆様のご来場をお待ちしています。

◆南部営農組合「大根の種まきとサツマイモ収穫」
南部営農組合では、木下保育園の菜園管理の支援をしています。
9月2日には園児たちが大根の種まきを行いました。
また11月7日にはサツマイモ収穫を行いました。

◆農業者年金に加入しませんか
○税制面で大きな優遇措置があります。
支払った保険料は、全額社会保険料控除の対象になります。

○女性にやさしい年金です。
奥様も単独で入れます。女性農業者の長い老後をしっかりサポートします。

くわしくはこちら(本紙15ページの二次元コードをご参照ください。)

◆R6農地パトロールの結果
農業委員が8月19日~8月30日の間、町内の全農地を確認しました。
○荒廃農地 255筆 (昨年度205筆)
20.56ha(昨年度16.59ha)

○町内全体の割合 (基本台帳数値)
1.23%(昨年0.98%)