- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県箕輪町
- 広報紙名 : 広報みのわ「みのわの実」 令和7年5月号
藤澤古實(本名 實(みのる))は、明治30(1897)年に三日町上棚で生まれました。小学校高等科(今の中学生)の時に、担任の先生の影響で短歌雑誌『アララギ』に出会い、歌に関心を持つようになりました。そして、17歳の時に上京し、島木赤彦の家に住んで『アララギ』の編集を手伝いながら、作歌に励みました。大正12(1923)年には『アララギ』の選者となり、日本の短歌界をリードしました。また、島木赤彦の死後には、歌誌を創刊・主宰するなどして、生涯を通じて多くの歌を残しました。
左の歌は、昭和2~4年頃、古實が30代の時に詠んだ歌です。『炬燵で食べた味覚の思い出、あなたの欲しい信州の物産、郷土の信州人に呼びかくるの問』を得て、信濃を想って詠んだ歌です。この掛軸は、現在博物館で展示していますので、ぜひご覧ください。
※詳しくは本紙19ページまたはPDF版をご覧ください。