くらし 町の農業の未来を創る「地域計画・目標地図」を策定しました

私たちの住む箕輪町では、美しい自然の中で地域ごとに特色のある農業が営まれてきました。
しっかりと管理された農地には多くの農作物が実り、青々と育つ稲、黄金色の稲穂、たわわに実る果物など、様々な農作物が美しい農村景観をつくりだし、私たちの愛するふるさとの原風景となってきました。
しかし、この農業に大きな転機が訪れています。農業者の高齢化が進み、利用されない農地を手離したい、耕作を誰かに頼みたいという声が多数聞こえています。
そこで、農地を次世代につなげて有効活用するため、農業委員会を中心に町の農業の将来設計図となる「地域計画・目標地図」を策定しました。今後はこれをもとに、農地の集約を進め、農地を守っていきます。
農業者に加え、農業を経営していない方も農業・農地を守ることが美しい町の景観を保つことにつながることを知っていただけると幸いです。

【Q.地域計画・目標地図ってどんなもの?】
地域計画は、10年後、地域の農業をどんな農業にしていきたいか、大切な農地をどう守り、次の世代へつないでいくかを話し合い、地域の農業者や農地所有者の皆さんの希望する方向を明らかにする計画です。
目標地図は、地域計画を反映した地図になります。

【Q.地域計画・目標地図の地区は?】
次の5地区で「地域計画・目標地図」を策定しています。

・北部地区…沢、大出、八乙女、下古田
・中部地区…松島、中原、上古田
・南部地区…木下、中曽根、富田
・箕輪地区…三日町、福与
・東箕輪地区…長岡、南小河内、北小河内

【Q.このままだと町の農業の担い手はどうなる?】

農業者の高齢化が急加速、担い手が大量にリタイア

【「地域計画・目標地図」は毎年見直しを行います】
地域計画・目標地図策定の1番の目的は、農業者や農地所有者の皆さんが、現在の状況を知り、町の農業のあり方をどのようにしていくか考えていくことです。
素案として、「担い手」と「作物」の2種類の手法で農地集約をする計画としました。
今後は、町・農業委員会・JAを中心に懇談会を開催し、毎年、見直しを行います。
町の農業・農地を守っていくため、懇談会に参加していただき、より良い「地域計画・目標地図」となるよう一緒に考えていきましょう。
懇談会の開催については、別途お知らせします。

【農地の貸し借りの制度が変わりました】
令和7年4月1日以降、農地の貸し借りは農地中間管理事業に一本化されました。
今後は「地域計画・目標地図」に沿った貸し借りを行っていきます。
なお、現在締結中の利用集積制度による契約は、その契約の期間満了まで有効です。
契約更新時には農業委員会事務局からご案内をさせていただきます。

問合せ:みどりの戦略課 農業振興係 農業委員会事務局
【電話】0265-79-3170