- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県高森町
- 広報紙名 : 広報高森「あったかもり」 令和7年11月号
■高森中学生がビーチバレー体験 「みんなで3年後の国スポに」
高森中学1、2年生5人が9月、長野県ビーチバレーボール連盟の三島和子理事の指導で、ビーチバレーを体験しました(体験場所:森と水のアウトドア体験広場)。初めは室内バレーと同じ6人制で行い、最後に国スポで行われる2人制で競技しました。
普段は室内バレーに取り組んでいる生徒たち。砂地のコートという慣れない環境にとまどいながら「思うように動けないけど、とび込んでも痛くない」「人数が少ない分、ボールを触る頻度が多い」「ポジションの分けがなく、いろいろな動きができるのも楽しい」と、ビーチバレーならではの面白さを感じていました。
3年後の国スポには「中学3年生の引退後にみんなで大会に出るのも楽しそう」「審判や運営で関わってみたい」と話していました。
○国スポビーチバレー
1チーム2人で、16×8メートルの砂のコートを用いて対戦します。1セット21点先取の3セットマッチ(3セット目は15点先取)で、2セット先取したチームが勝ちとなります。
足場の安定しない砂地、雨風、炎天下など、過酷な環境下でプレーするため、選手には攻守のあらゆるスキルと、より高度な判断力と耐久力が要求されます。
現在、高森町山吹地区に防災と賑わいの拠点として計画している「MIZBEステーション」の施設の中に、ビーチバレーコートを整備する予定です。
○県ビーチバレーボール連盟
競技の運営にも携わって
理事長 三島 英徳/理事 三島 和子
[三島理事長]長野県ビーチバレーボール連盟は、長野県バレーボール協会の加盟団体の一つです。3年後の国スポに向けて、会場運営については高森町と連携しながら準備を進めています。高校生を中心に選手の指導もしていて、国スポを見据えるといまの中学2、3年生の選手育成がメインになります。
競技人口の底辺拡大のため、競技に触れて関心を持ってもらおうと、中学生を対象に4人制の大会を開いています。毎年、駒ケ根で行う大会では100人ほどが参加してくれて、高校に行っても続けたいという子たちが増えています。
[三島理事]高森中学生の体験会では、最初から2人制にするとラリーが続かないので、初め6人制にして段々人数を減らしていきました。
体育館のコートではスライディングすると痛いけど、砂なので思い切りとび込むことができます。転んでもすぐ立って打つ姿は迫力があり、盛り上がります。インドアのバレーと違って役割が決められておらず、自分たちで考えてプレーできることが、ビーチバレーの魅力。メンバーチェンジができないので、選手としての自覚が強まります。
[三島理事長]中学生、高校生はもちろん、地域の皆さんにビーチバレーについて知っていただいて、3年後の国スポを盛り上げていただきたいです。開催地の盛り上がりは、選手にとってとても重要で、プレーに張りが出ます。
町民の皆さんの協力なしでは成功できません。近い所では、毎年駒ケ根で大会があるので、出てもらったり大会の様子を見てもらい、運営にも携わってもらえたら。
[三島理事]他県で、4人制の大会に出た人が翌日スタッフとして参加するということがありました。選手もスタッフも体験するのはとてもいいことだと思います。ビーチバレーを実際にすることで楽しさを感じて、身近に思ってもらえたら。
