- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県白馬村
- 広報紙名 : 広報はくば 2025年12月号 Vol.591
◆特別調理実習(1年)白馬東急ホテルの料理長さん(10月28日、29日)
今年も白馬東急ホテル様のお力添えをいただき、年に一回の特別調理実習が実現しました。
一年生約70名が白馬ならではの食材を生かしたプレート料理「紫米と白馬豚を使ったキーマカレーとピクルス」に挑戦。事前の家庭科の授業では、親子丼の調理実習をして当日を迎えました。シェフの方には、アレルギーがある生徒でも安心して食べられるメニューを考案いただき、作り方のお手本も生徒たちの目の前で実践して見せていただきました。
普段は見ることが叶わない一流シェフが料理する姿を目に焼き付け、グループで協力しあいながら料理と試食と片付けまでを2時間で行い、おいしい香りが校舎中を駆け巡りました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
◆修学旅行(2年)広島and大阪3泊4日の旅(9月30日から10月3日まで)
今年初の試みとして、修学旅行の三泊のうち、一泊目は広島県江田島市の民家(一般家庭)に民泊させていただきました。農山漁村の日常の生活文化や暮らしに触れ、地元の方々と交流することで視野を広げ人間関係構築力を高める狙いです。生徒4名が1グループになり、それぞれの宿泊先の家業を体験させていただきました。各グループの「これがしてみたい!」を可能な限り民泊先の方にご協力いただき実現しました。みかんの新芽の手入れや、早朝の釣り、お世話になったご家庭で飼育されている動物のお世話、ご家庭のお子様と一緒に遊ぶ等、また白馬・小谷にはない!海辺を歩いてシーグラスを拾い写真フレームを作る等、体験は半日ではありましたが、島で暮らす方々の日常を模擬体験させていただきました。江田島の方々に温かく迎え入れていただき、船に乗る直前まで生徒たちが名残惜しそうにお世話になったご家族とお話していました。初日の広島平和公園では、ガイドの方に説明を受け、平和の鐘をつくことができた生徒もいました。3日目の大阪自由散策では、事前に立てた計画をもとに道頓堀のグリコや通天閣、海遊館等、生徒それぞれの思い思いの場所を訪れ、充実した顔でホテルに帰って来ました。最終日の午前中はユニバーサルスタジオジャパンへ行き、アトラクションを楽しんだり、まったり過ごしたり生徒それぞれの楽しみ方ができました。
◆新生徒会、発足!
3年生の受験が本格化する10月末、先月の生徒会選挙で決まった、来年度に向けた新生徒会が発足しました。2年を中心の各委員会の委員長・副委員長がそれぞれ自己紹介した後、スローガンを発表「歴史を刻め‐情熱・個性・挑戦マシマシ‐」しました。
◆秋クラスマッチ(男子:サッカー 女子:バスケ)
新しくなった体育委員の初仕事、秋のクラスマッチが行われました。これまで例年は、男女ともに種目はバレーボール一択でしたが、生徒間では「バレー以外の違うスポーツでクラス対抗したい!」という要望がありました。新体育委員主導で、バドミントン、バレーボール、サッカー、バスケの中から各クラスで多数決を取り種目を決め、女子の決勝戦と男子の決勝戦の実施時間をずらしてみんなで観戦できるように工夫する等より楽しめる大会運営を心がけました。女子のバスケはスポーツが得意な子もそうでない子もボールに食らいついて積極的にプレーする姿が印象的でした。サッカー決勝戦では、先日の日本代表試合のブラジル戦に負けずと劣らない白熱した2B対3Bの試合が繰り広げられました。試合の審判は教員と生徒が協力して取り組み、試合後は両選手で握手をする等フェアプレーを意識した結果、怪我人も最小限にできました。ワールドカップBGMを流した本物さながらの選手・審判入場の行進、白馬三山に向かって校歌を流して歌う姿、体育委員長の對馬くんが徹夜で考えた決勝戦入場時のアナウンスは感動を呼びました。堂々と誠心誠意で本気がぶつかり合った気持ちのよいクラスマッチでした。「今までの高校生活で一番楽しい瞬間だった」と委員長の對馬君。これからも楽しみです!
◆授業:稲刈り(3年・環境) 鳥頭(水煮)の解剖(3年・生物)
3年生は、選択授業「環境」で5月に手で田植えさせていただいた田んぼの収穫を10/2に行いました。この日は天気に恵まれ、周りの絶景に癒されながら、一心不乱に手カマで稲刈りを行いました。わらをロープ代わりに束ねていく役割と、ひたすら稲を刈っていく役割に分かれました。「稲刈りするのは小学生以来」という生徒や、「初めて稲刈りをする」という生徒も。前日の雨で田んぼがぬかるんでおり、履いていた長靴が持っていかれそうになるのを仲間で助け合いました。最後には、稲の束をバケツリレーして運びながらはぜ掛けも行いました。穂先は弾力があり、一粒のお米の有難さを改めて感じました。
また、3年の「生物」選択者は、鳥頭の解剖を行いました。はじめは怖がっていた生徒も、いざ鶏頭缶水煮の鳥頭を目の前にしてピンセットとメスで解剖するとなると、真剣にもくもくと向き合っていました。将来は看護の進路に進みたいと希望する生徒は「こういうの好き!」と目を輝かせて各部位をきれいに分別してトレイに並べていました。
令和6年11月6日(第196号)
発行:白馬高校 教務係
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