- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県白馬村
- 広報紙名 : 広報はくば 2025年11月号 Vol.590
◆就労体験(1年) 9月30日、10月1日
地域の事業所にご協力いただき、今年も1年生が就労体験をさせていただきました。ホテル・宿泊施設、こども園、新聞社、図書館、美容院、交番・警察署、老人ホーム、スポーツ用品店にお邪魔させていただきました。生徒たちは今後の進路を見据え、将来どんな職業についてどんな人生を切り開いていきたいのか、どんな人を喜ばせてどんな人に囲まれて生きていきたいか等、今回の貴重な現場での体験を踏まえて「働くこと」について考える2日間になりました。就労体験後は、普段の学校生活では経験できない大人の社会を垣間見て肌で感じたことをレポートにしてまとめました。自分の得意なこと、好きなことを今後も思う存分伸ばして社会に貢献できる力をこれからの高校生活で培っていけたらと思います。ご協力いただきました地域の皆様、ありがとうございました。
◆探究…北アルプス学(1年生)フィールドワーク(各ゲレンデ回り) 10月3日
本校独自の設定科目、「北アルプス学(探究)」では、1年生が4、5人1組になってHakuba Valley地域にある各ゲレンデ(八方、五竜、栂池、岩岳、コルチナ、青木湖)をチームごとに訪れてフィールドワークの聞き込み、インタビューを行いました。各ゲレンデは雪が降る冬のみでなく夏期の営業もしています。10月3日のフィールドワークに備えて、各施設について下調べをし、当日に施設のスタッフや観光客に聞きたい質問を考えました。下調べではグリーンシーズン(夏シーズン)ならではの特徴は?他には見られない白馬バレーの魅力は何か?の仮説をグループごとで考え、その答えを実際のフィールドワークで聞き取り調査をする中で実証していきました。当日は、生徒は緊張しながらも初対面の観光客の方々に声をかけ、自己紹介をし、積極的にインタビューを行いました。また各施設でグリーンシーズン(夏期)に実施しているアスレチックやマウンテンバイク、カート、サウナ等も体験させていただきました。今後は、聞き取り調査の内容をまとめ、また生徒目線で各ゲレンデのPRツール(チラシ、動画)を作成し、11月上旬には、この度お世話になった各ゲレンデ関係者の方を審査員にお迎えして校内発表を行います。今回の経験で培った経験とノウハウを2年生以降に行う探究活動の土台にして活かしていきます。
◆強歩大会(9月26日)
学校をスタートし、白馬八方尾根の黒菱駐車場を折り返し学校まで帰ってくる、自然豊かな絶景の約23kmのコースを全生徒が完走・完歩しました。計6か所の給水スポットには、教員と補助員の生徒でスポーツドリンク、水や塩分チャージを手渡しました。男子の1位は1時間44分31秒、女子の1位はフィンランドから交換留学で来た生徒で1時間55分でゴールしました。生徒それぞれのペースでゴールを目指し、中には歩いて5時間でゴールする生徒も。それぞれのベストタイムを目指して懸命にゴールを目指す必死な姿がありました。お互いの足をストレッチする生徒、ゼッケンを外すのを助けるクラスメイト、豚汁をお代わりする生徒、先輩後輩分け隔てなく和やかにお互いを労わりました。道中でサルに遭遇する生徒もいましたが、野生の逞しさに負けず完走しました。閉会式では教頭先生から「困難を経験する時、今日の苦しいことを挑戦して乗り越えた経験が自信になって必ず人生にいきてくるし、心身共に一回り大きく成長できた」とメッセージをいただきました。
◆一年登山(白馬岳コース、白馬乗鞍岳コース) 8月27日、28日
早朝午前6時に学校に集合し、バスで栂池高原へ出発。山岳ガイドの方に山道を案内していただきながら、1年生(計78名)、1人も欠けることなく目標の山を登り切り、一泊二日の登山を無事に終えました。白馬高校に来たからには!という一大イベントを成し遂げた生徒は、学校に帰ってきて「山小屋でトランプした時間も楽しかった」「山小屋のカレーやご飯がおいしかった」等、早朝の日の出などの写真を見せながらイキイキと話していました。体力に自信のない1年生は白馬乗鞍岳までのコースを選べました。1年生を担当する教員と学校で無線をつないで逐一安全確保と近況報告をし、引率する教員は夏休み期間に実際の山を登山して当日に備えました。初めての登山だった生徒も、登山部に所属している生徒も、引率の先生もお疲れさまでした!
◆授業…2年探究(空き家DIY、アスレチック、高校の中庭整備、紫米色スキーワックス作り)
地元地域の課題を生徒が見つけて課題を形にしていく「探究」の授業では、各グループが地元の方々のご協力をいただきながら始動しています。空き家の有効活用をテーマにしたグループはHakuba Share様が新設する民泊の1室のDIY作業を一緒にさせていただいています。また別の班はEXアドベンチャー様にご協力いただき、夏休み期間にアウトドアを楽しみに白馬に観光でいらっしゃる家族連れと一緒に体験しながらヒアリングを行いました。高校の中庭を改造するグループは、アイディアのヒントをいただきに、白馬シェラリゾートの総支配人にホテルの中庭を案内いただきながらお話を伺いました。別のグループは、白馬の特産品である紫米から抽出した色素を用いて白馬ならではのスキーワックスの試作を目指して奮闘しています。尚、これら各グループの中間・結果発表は「白馬フォーラム」で11月中旬に行う予定です。
令和7年10月6日(第195号)
発行:白馬高校 教務係
【電話】0261-72-2034(代表)
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