文化 物知り先生のふるさと情報

■恵那市の文化財 その一
文化財の保護と恵那の特徴
森川彰夫(あきお)さん

文化財は、日本の歴史の中で育まれ、今日まで大切に守り伝えられてきた貴重な財産です。文化財の中には、建造物や美術品だけでなく、自然や習慣なども含まれます。
先人が残した財産を未来へつなぐため、国は「文化財保護法」を施行文化財を有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観や伝統的建造物群に分類し、保存を進めています。また、顕著な普遍的価値のある文化財はユネスコに推薦し世界遺産の登録を推進しています。
近年、文化財への関心が高まり、多くの自治体で文化財保護条例が制定されています。恵那市でも「恵那市文化財保護条例」を定め、市内の文化財を保護しています。
市内には武並神社本殿、正家廃寺跡、傘岩など、5件の国指定文化財があります。さらに、大正村役場など、4件の登録有形文化財があり、岩村町本通りは、県内でも数少ない重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
加えて、岩村城跡や中山太鼓など、県指定の文化財が45件、めれた囃ばや子しなど、市指定の文化財が332件あります。市内には、計387件もの文化財が存在しているのです。
恵那市の文化財の特徴は、正家廃寺や岩村城跡、数多くの古墳などの史跡、伝統的建造物群に加え、ヒトツバタゴやハナノキなどの希少な植物、そして獅子舞や中山太鼓などの無形文化財など、多岐にわたる豊かさにあるといえます。これらの文化財を守り、次の世代に伝えていくことが私たちの大切な使命です。