くらし 声をカタチに 声を未来に 藤井浩人市長コラム

■「自分の体と向き合う」
健康管理には、一人一人に合った方法が必要です。私自身、この春から夏にかけては、間食を控えるなど食事制限を取り入れ、無理なく体をリセットしています。
日々の公務で、一つ一つの仕事に全力を注いで取り組むためにも、限られた睡眠時間や休息の中で、体調を整えることが必要不可欠です。普段から、食事や運動、睡眠を意識してコントロールし、固定観念にとらわれず、自分の体調を確認しながらさまざまな健康管理を試しています。
現在、市の健康増進計画で掲げている「みのかも健康10か条」でも減塩や野菜摂取を推進しています。特に美濃加茂市は、日本全体の「塩分過多」傾向に加え、循環器疾患の割合も高く、減塩は重要です。
一方、残暑が厳しい時期は熱中症対策も必要です。減塩、塩分摂取、どちらも大切ですが、単に「減塩にこだわる」あるいは「熱中症対策で塩あめを常用する」という単純な発想ではなく、状況とその人に応じた「必要な時に賢く補う」柔軟さが大切です。
そのためには、まず、特定健診の受診などを通じ、自分の体の状態を知ることが第一歩です。健康づくりで大切なのは、流行に流されず、自分の体と向き合い、自分に合った健康への対策を見つけること。それが真の健康管理となるのではないでしょうか。