くらし 特集02 令和6年度決算報告

令和6年度一般会計・特別会計および企業会計の決算が市議会第3回定例会で承認されました。この特集では、皆さんに納めていただいた税金や国・県の補助金がどのように使われたのかをお知らせします。

■一般会計の決算
令和6年度決算は、健全な財政運営に努めた結果、いずれの会計も歳入が歳出を上回る黒字決算となりました。
一般会計は、歳入決算額が法人市民税や固定資産税などの増加により、前年度と比較して15億2,941万円(6.1%)増加し、266億1,613万円となりました。
歳出決算額は、GIGA(ギガ)スクールタブレットの購入費や低所得世帯生活支援特別給付金、自立支援給付費、私立保育園への運営費補助などの影響により、前年度と比較して16億9,234万円(7.2%)増の251億847万円となりました。


※表示単位未満を四捨五入しているため、積み上げと合計が一致しない場合があります

■特別会計と企業会計
●特別会計の決算

●企業会計の決算

※資本的収支の不足額には、これまでの利益などの積立額を充当しました
・収益的収支とは?…水道水の供給や下水を処理するための収入と支出
・資本的収支とは?…上下水道施設を更新・整備するための収入と支出

●特別会計の決算
特別会計(6会計)の全てで黒字決算となりました。決算額の合計では、前年度と比較して、歳入は2億748万円(2.1%)減、歳出は1億4,171万円(1.4%)減となりました。
国民健康保険会計は、前年度と比較して被保険者数の減少等により、医療費が減となったことから、歳出が2億3,663万円減少しました。

●企業会計の決算
上下水道事業は、民間企業と同じように事業収益で運営している会計です。
前年度と比較した収益的収支決算額は、水道事業会計は収入が781万円減の16億2,869万円、支出は651万円増の14億7,392万円となり、収支差引額は1億5,477万円となりました。
下水道事業会計の収益的収支決算額は、収入が3,813万円増の22億6,307万円、支出は5,326万円増の22億2,766万円となり、収支差引額は3,541万円となりました。
なお、一般会計から下水道事業会計への繰入金は10億8,106万円となりました。

■財政健全化の推進
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」により、市の財政状況を判断するために「健全化判断比率」および「資金不足比率」を公表しています。
財政健全化法は、「早期健全化基準」と「財政再生基準」の2段階で財政悪化をチェックするとともに、特別会計や企業会計もあわせて、市全体の財政状況を明らかにするものです。
令和6年度決算においては、いずれの指標も国が定める「早期健全化基準」および「経営健全化基準」を下回り、健全といえる状況です。

■美濃加茂市の基金残高
※令和7年5月末現在の状況
・財政調整基金残高 44億7,327万円
不景気による税収の大幅な減少や大規模な災害などによる緊急の支出に対応するための貯金として設置しています。

・庁舎建設基金残高 28億621万円
新庁舎の建設に要する経費の財源を確保するために設置しています。

・美濃加茂市の市債残高
・一般会計 144億5,549万円
・企業会計(水道・下水道) 145億9,262万円
・市全体では290億4,811万円

問合せ:財政課財政係
【電話】内線434