くらし 6月は環境月間 未来を守る3つの「R」

3つの「R」とは、「Reduce(リデュース)」・「Reuse(リユース)」・「Recycle(リサイクル)」のこと。持続可能な未来のために、この3つの取組が欠かせません。
そこで今号では、3Rを推進する取組を紹介します。未来のため、次世代のため、皆さんもできることから始めてみませんか。

◆持続可能な未来のために
ごみによって引き起こされる環境問題は、「持続可能な未来」の存続に影響を及ぼします。ごみを運搬する際に多くのエネルギーを消費し、また、焼却する際には二酸化炭素が排出され、地球温暖化の原因の一つとなっています。また、プラスチックごみなどは、海洋や生態系に悪影響を与えます。
これらの問題を防ぎ、限りある資源を有効活用するために欠かせないのが、「3R」の取組です。

◆「3R」とは
まず1つ目の「R」は、「Reduce(リデュース)=ごみを減らす・出さないこと」です。マイバッグを使用することや、詰替製品を使用することなどが該当します。
次に2つ目の「R」は、「Reuse(リユース)=繰り返し使うこと」です。フリーマーケットなどの取組が該当します。
3つ目の「R」は「Recycle(リサイクル)=資源として再利用すること」です。ごみの分別収集や、地域での資源回収などが該当します。

◆「3R」の実践をサポート
3Rの取組は、皆さんが暮らしの中で取り組むことができる身近なものばかりです。しかし、いざ実践しようと思っても、何から始めたらいいのか分からない方もいるかもしれません。そこで市では、気軽に実践できるよう、これらの取組を推進する事業者と連携協定を締結しました。
それぞれの取組の詳細は、以下(本紙3ページ)のとおり。3Rを実践し、資源を有効活用し、環境にやさしい社会を作りましょう。

●CHECK
6月は「環境月間」とされ、環境省ウェブサイト(QRコードは本紙参照)では、さまざまな取組が紹介されています。
これらを閲覧し、環境について考えてみましょう。

■必要なものを必要な人へ「地元の掲示板ジモティー」
「ジモティー」とは、地域内での不要品の売買や譲渡などの情報を掲載した掲示板サイトです。使わなくなったものを必要な方に譲る(売る)ことで、リデュースやリユースにつながります。
会員登録や手数料は不要で、最短で当日中に取引が完了します。利用の流れは、下記のとおり。詳細は、事業者のウェブサイト(本紙QRコード)をご覧ください。
(1)品物を撮影、投稿
(2)問い合わせに応じて、日程調整
(3)品物の引渡
(4)相手にお礼を送付

■一度にまとめて査定依頼「おいくら」
「おいくら」とは、複数のリユース(リサイクル)ショップに、不要品の一括買取査定ができるサービスです。不要品を買い取ってもらうことで、リデュースやリユースにつながることが期待できます。
会員登録や手数料は不要です。買取方法なども選ぶことができます。利用の流れは、下記のとおり。詳細は、事業者のウェブサイト(本紙QRコード)をご覧ください。
(1)商品情報を登録
(2)お客様情報を入力して査定を依頼
(3)届いた査定結果を確認・比較
(4)希望する買取店に詳細を確認

■大型・小型家電も自宅からリサイクル
電化製品(家電)には有用な金属などが使用されており、これらのリサイクルを促進するため、法律により処分方法などが定められています。
次のサービスを利用すると、家電4品目やパソコン・小型家電を手軽に処分することができます。

▽家電4品目の「自宅回収」
このサービスは、家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)の回収を依頼することができるサービスです。収集運搬許可を持つ事業者が自宅に伺い、設置場所から回収するので、ご自身で搬出する必要はありません。
また、リサイクル券の事前購入は不要です。回収時に、料金をお支払いください。詳しくは、事業者のウェブサイト(本紙QRコード)をご覧ください。

▽パソコン・小型家電の「宅配回収」
このサービスでは、宅配便を活用し、パソコンを無料で処分することができます。さらに、宅配便で送付する際に、小型家電なども同梱することができます。
利用の流れは、下記のとおり。詳細は事業者のウェブサイト(本紙QRコード)をご覧ください。
(1)お申込みフォームに必要な情報を入力
(2)段ボールに回収品を梱包
(3)指定日時に佐川急便が回収
(4)登録したメールアドレスに処理完了の連絡

●Attention
家電を処分する際は、無許可の事業者を利用しないでください。不法投棄や高額請求のトラブルのおそれがあるほか、依頼した側にも罰則が科せられる可能性があります。

詳細:環境政策課
【電話】058-383-4230