- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県笠松町
- 広報紙名 : 広報かさまつ (令和7年1月号)
■トップランナーを目指し、新たな挑戦を続ける町に
新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって素晴らしい年になりますよう祈念申し上げます。
さて昨年も能登半島地震をはじめ全国各地で大きな災害が起きました。災害は他人事ではありません。町ではさらに防災力の強化を図るとともに町民の皆さんには、自分の命は自分で守る自助の精神と、隣近所で助け合う共助の精神の意識づけをお願いいたします。
また今年は自治体DX、いわゆる行政のデジタル化を本格化させます。2月から住民票などのコンビニ交付をスタートさせるなど住民サービスの向上に役立てていきます。あわせてDXによる役場業務の効率化により経費の削減にも努めていきます。
さらに空き家対策も重点施策と位置付けています。防災や防犯対策という面だけでなく、空き家を住宅や店舗に変えることで定住人口の増加や地域経済の活性化にもつなげていきます。笠松競馬場円城寺廐舎の跡地の活用計画とも連携させながら町の未来をひらくために積極的に取り組んでいきます。
現代は、何が起きるか分からない不確実性の時代です。行政も過去の慣習ややり方にこだわらず、変化に柔軟に対応していく姿勢が求められます。トップランナーを目指し、新たな挑戦を続ける笠松町にご理解とご協力をお願いいたします。
笠松町長 古田聖人
■地方創生を目指した議会に
新年明けましておめでとうございます。町民の皆様には、日頃より笠松町議会の活動にご理解とご支援を賜り厚く感謝申し上げます。
昨年は1月1日の午後4時10分能登半島地震で幕を開けましたが、能登地方に暮らしておられる方々には、1年が経過した今日でも復旧復興の先が見えず、厳しい生活を送られていることに心よりお見舞い申し上げます。
さて、10月1日に就任された石破茂内閣総理大臣は、地方の活力や元気さがこれからの日本の発展に欠かせないと強調され、地方創生資金を倍増すると明言されました。笠松町でも南海トラフ地震が30年以内に起こる可能性が高いと言われており、その対策を講じていく必要があります。しかし、その財源は現在の厳しい財政状況では賄いきれず国や県の助成に頼るところが大きく、石破茂総理大臣の政策に大きな期待感を持っております。
一方、笠松競馬場の円城寺廐舎を薬師寺に移転することが決定し、移転工事が本格化することになっております。円城寺廐舎跡地の活用については地権者のご理解を得ながら進めることになりますが、行政面積の小さな笠松町にとって約3万坪の跡地利用は、これからの地方創生や笠松町発展の起爆剤になるものと確信しております。
笠松町のまちづくりに地方創生を念頭に置きながら活動してまいりますので、皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げ、本年も息災にお過ごしいただくことを祈念し、年頭のあいさつとさせていただきます。
笠松町議会議長 伏屋隆男